防波堤になりますよ。
赤字になっても・・・
事業をしている限り、
利益がマイナスになる
赤字は避けたいものです。
利益が出るよう、
黒字になるよう
さまざまな取り組みを
するはずです。
しかし、
現実には赤字になってしまう
こともありますよね。
売上を増やすことよりも
人の教育に力を入れた、
大きな売上の受注を見込んで
いたけど思うような受注を
得ることができなかった。
残念ながら
こんな事情で赤字に
なってしまうことも
あるわけです。
赤字になっても○○があれば大丈夫
実際に、
今年の決算では赤字になる見込み、
そんな状況を何回も見てきました。
そんな中でも経営者の方の
取り組み方として
2通りの動きがあるんですよね。
1つは、
赤字を解消するためにとにかく目の前の売上を増やそうとすること
多少、採算性の悪い仕事であっても
少しでも赤字を増やそうと、
仕事を獲得していく取り組みかたです。
赤字を減らすことはできるかも
しれませんが、
そもそもなぜ、赤字になっているか、
その理由を把握できていないと
なかなかしんどいですよね。
もう1つの動きは
今後を見据えて、黒字体質を作る準備をすること
です。
赤字の原因はどこにあるかを
理解した上で、
その原因を解消しながら
黒字体質を作るために必要な
準備をしていくことです。
すぐに赤字を解消できるわけでは
ありません。
けれど、
赤字の原因をしっかり追求することで
今後、同じ要因で赤字になる可能性を
大きく減らすことができるでしょうし、
採算性の悪い仕事を無理して
獲得する必要もなくなります。
赤字になったときに
どちらの方法を取りたい
でしょうか。
後者の取り組みの方が
今後の赤字になる可能性を減らす
ことができそうでしょうね。
ただ、この取り組みには
時間が掛かります。
時間が掛かってでも
根本的な赤字の要因を特定して、
その改善策に取り組む。
そのために必要なモノは
キャッシュ(お金)
です。
普段の預金残高がどれだけあるか、
で赤字解消に向けて
どれだけの時間が掛けられるかも
変わりますよね。
赤字になったとしても
預金残高がしっかり残っていれば
焦らずじっくりと対策が取れます。
赤字になってもキャッシュがあれば
大丈夫、となる理由です。
実際に赤字になることが
見込まれていたとしても
キャッシュがしっかり残っていることで
根本的な要因把握とその改善方法を
一緒に考えることができます。
翌年以降に黒字転換される
ケースもあります。
月売上高3ヵ月分の預金残高を目指そう
なってほしくない赤字ですが、
そうなりそうであっても
安心して対応できるように
月売上高3ヵ月分の預金残高
を目指しましょう。
月の売上が
100万円なら300万円の預金残高、
300万円なら900万円の預金残高、
1,000万円なら3,000万円の預金残高
です。
固定費や返済額からの合計額で
計算する方法もありますが、
分かりやすく考えるなら
月の売上高換算です。
そんなにすぐに貯めることはできない、
と思われるかもしれません。
預金残高を増やす方法は
利益を増やす以外にも、
金融機関からお金を借りる、
不要資産を売却する
方法もあるわけです。
そんなの無理だ、と考えずに
できることを考えて
できることから取り組んで
いきましょう。
【編集後記】
昨日の午前中は
キャッシュフローコーチの
あるプロジェクトでの
Zoomミーティングに参加。
貴重な情報を教えて頂けたり、
メンバーの実践を聞いて
いい刺激になりました^^
【昨日の1日1新】
・こたべ 栗