【個人の税金】開業準備の費用が節税に便利な開業費に変身!

開業準備にかかった費用は
もれなく記帳しましょう。

20150922

開業前は忙しくお金が出ていくばかり

個人で事業を開業するときは
何かと忙しく、
お金も出ていくばかりです。


店舗の決定、内装工事、
従業員やアルバイトの採用、
ホームページなどの広告宣伝、
いくら手があっても
足りないぐらいです。


そんな忙しい開業準備の時期に
かかった費用の領収書や請求書
はすべて残っているでしょうか。


なかにはちょっとした
タクシー代などの旅費交通費や
接待や打ち合わせでかかった
飲食費などの領収書が
残ってなかったりすることも。。

開業前の費用は「開業費」に変身する

この開業前にかかった費用も
もちろん経費として計上することが
できます。


ただし開業後にかかった経費とは
区別しないといけないのです。

開業前の費用は「開業費」

開業前の時期に
開業準備のためにかかった費用
は「開業費」という扱い
となります。


オープンを知らせる
チラシやショップカードの
広告宣伝費。


打ち合わせや接待で
発生した飲食費。


その他にも旅費交通費や
調査費用など
あくまで開業のため
特別に発生した費用です。

開業費にならないもの

開業前にかかった費用でも
開業費にならないものもあります。


店舗の家賃や従業員などの給与、
水道光熱費など
開業後でも引き続き発生する費用は
開業費ではなく
あくまで発生した年の経費
です。


その他、PCや備品などで
10万円以上のものも
開業費には含まれません。

「開業費」は節税に便利

開業費はかかった費用の範囲内で
好きな時に、好きな金額を
経費にできる節税に便利な費用
です。

開業費の経費計上の仕方

開業費が50万円あった場合です。

  
・開業初年度に開業費50万円を
 全額経費にする


・開業初年度は開業費は経費に計上せず、
 開業2年目に50万円を全額経費にする


・開業初年度は開業費のうち20万円を経費、
 開業2年目に残り30万円を経費にする


このように自由に
経費に計上する時期、金額を
選ぶことができます。

経費計上のタイミングは

じゃあ、この開業費をいつ、いくら
経費に計上するかがポイントです。


開業費を経費に含めて税金を計算する
のはあくまで確定申告を行う時です。



それまでは
開業費を経費として認識せず、
開業費以外の売上、経費、利益
がはっきりした段階で検討します。


個人の所得税は
事業のもうけが増えると税率も
5%、10%、20%・・・45%
と上がっていきます。


同じ50万円の開業費があった場合、

税率が5%の年であれば
2万5千円の所得税の節税

税率が20%の年であれば
10万円の所得税の節税

となります。


今年だけでなく
今後の利益の見込を踏まえて
開業費を経費に計上する
タイミングを決定してください。

まとめ

開業前に発生した費用は
開業後の経費と区別して
「開業費」として
もれなく記帳しましょう。


開業してからでも
最初の確定申告までに
開業費の支払いがなかったか
確認しておいてください。


開業前のかたは
開業後の領収書や請求書と
区別できるように
整理してください。

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【昨日の1日1新】

・高台寺サロン(門前マルシェ)
食童箸ずめ ローストビーフ丼、もち豚角煮饅
leucocoryne あんこクロワッサン八つ橋アイスの入り
・Google Photos Backup

【編集後記】

昨日は長男を連れて
高台寺で行われているマルシェへ。

地元のお店が多数出店している
イベントは楽しいですね。

友人のお店のローストビーフ丼は
長男がペロリと食べて
ほとんど食べることできず(^^;

ちなみに高台寺サロンは
本日9/22まで開催してます(^^)

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