見えない先より、見える今
今さえ乗り越えれば
新型コロナウイルスの影響により
多くの企業で売上が減少しています。
これまでの売上を維持することが
難しくなっていて、
まだ影響が出ていない企業も
これから徐々に影響が出てくると
思います。
だからこそ、
融資を受けてお金を確保して、
何とか今を乗り切れば
と対策を打つわけですよね。
そして融資を受けることで
あと2ヵ月、3ヵ月は持ちこたえる
ことができそうだ、
となります。
今を乗り切るより、今でも耐えられる財務体質に
今、緊急の融資を受けることで
あと2ヵ月、3ヵ月は持ちこたえる
ことができそう。
非常時の対策としては
必要なことだと思います。
でも、
今起きているこの状況が
いつ落ち着つと
考えているでしょうか。
これは人によって様々で
夏になって暖かくなれば、
来年のオリンピック開催までには、
と見通しは大きく変わります。
さらに、2、3年はかかる、
10年はかかるという見通し
だってあります。
ということは
今を乗り切る
という考えを捨てて
今でも耐えられる財務体質を目指す
ことが必要ですよね。
例えば、飲食店さんの場合。
店内飲食を止めて
テイクアウトやデリバリーに
切り替えたの飲食店さんも
多いと思います。
テイクアウトやデリバリーだと
これまでの売上は確保できなし
しばらく赤字が続きそうだ、
この間は借りたお金でまかなって
状況が回復するのを待とう。
こう考えるのではなく、
テイクアウトやデリバリーに加えて
今の状況でもできることを考えることで、
この状況がすぐに回復しなくてもお店を続けていけるような財務体質
を目指すわけです。
今でもなんとかお店を
維持できる状態ができれば、
もし、店内飲食の売上が少しでも
確保できるタイミングが来れば、
財務体質はより強化されていきますよね。
削減するコストと投資するコストの見きわめ
売上が減少する状態になると
経費の見直しをして
コストの削減を図ろうと
しますよね。
ただ、このタイミングでは
削減するコストともに
投資するコストの見きわめが
欠かせません。
削減するコストは
お金が出て行っているのに
何も効果を生んでいないものです。
一方で
投資するコストは
その支払いをすることで
将来の売上につながるもの
です。
売上が減ってきたから
コスト削減を進めた。
だけであれば、
将来の売上を生むための
コストも削減しかねませんよね。
そうではなく、
将来のために投資するコストを
かけることにも
取り組みたいですね。
ある意味、未来のために
動くチャンスですよね。
【編集後記】
ある経営者の方から
日本政策金融公庫から連絡があって
申込通りの金額で融資を受けられそう
との電話があったと教えて頂きました。
据置き期間も確保できるようで、
あとは落ち着いて
今後に向けた体質作りをしていただけるよう
サポートしていきます。
【昨日の1日1新】
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