「売上高」だけになっていませんか。何が売れているか把握し、会計を経営に活かす!

ぶどうも品種別の売上が気になります。

20180824

分解して頂きます

お客さまとの契約がスタートすると
最初にすることがあります。

それは分解することです。

何を分解するか、というと、

会計の数字

です。

これまでも事業をされている方や会社
の場合は、過去3期分の決算書を
拝見させていただきます。

初めて起業された方の場合であっても
事業の計画書がある場合はその計画書を
拝見させていただきます。

これまでの
売上や原価、経費、利益の実績や
お金や借入の残高の推移などから
事業の状況を確認したり、
計画書からどのように事業を
進めていくのか確認するんです。

ただ、
その資料の数字だけでは分からない
ことも多いので分解するんです。

例えば、過去3期分の「売上高」、
金額にはほとんど変動がなくても、
商品別の売上でみると、
売れ筋商品が大きく変わってきている
なんてことありますよね。

だから
商品別の売上金額をお教え頂いて
「売上高」の数字を分解するんです。

「売上高」に限らず、他の数字で
必要なものは分解していくので、
仕事がスタートした最初はどうしても
いろいろお願いすることが増えますね。

売上高だけになっていませんか?

決算書や試算表、日々目にしている資料で、

「売上高」

って、どう表示されていますか?

「売上高」
だけになっていること
ありませんか?

もし「売上高」の合計数字だけを
日々目にしているようであれば、
分解した数字を、日々確認できるように
していきましょう。

例えば、

▼飲食店であれば

・フード売上、ドリンク売上

・ディナー売上、ランチ売上、テイクアウト売上

▼理美容室であれば

・技術売上、商品売上

▼税理士など士業であれば

・顧問報酬、決算報酬、確定申告報酬、手続報酬、スポット報酬・・・など

▼製造業であれば

・A製品売上、B製品売上、C製品売上・・・

▼建設業であれば

・新築工事、リフォーム工事・・・

と分解した数字を集計できる
ようにしてみることです。

その他の業種でも、

A社売上、B社売上・・・といった得意先別、

店頭売上、ネット売上・・・といった販売方法別、

A店売上、B店売上・・・といった店舗別、

でもいいですよね。

毎月、
「売上高」だけでの合計の数字を
眺めるより、
こうした「売上高」を分解した
数字を見ていればどうでしょうか。

毎月数字を見るだけでも
得られる情報は変わりますし、
1年、2年を数字を見ることで
事業がどう変化しているかも
分かりますよね。

分解した「売上高」の数字を
見るだけでも、
経営の判断が変わったり、
行動が変わります。

強みのあるところを強化するのか、
弱いところを強化するのか
なんて判断もできますしね。

経営に活かすための会計に

数字もあまり興味が持てない、
数字に苦手意識がある、
そんな経営者の方であっても

「売上高」の数字が
商品や製品ごと、サービス毎、部門ごと
に分かれていれば、
数字に興味が涌きますよね。

たとえ、「売上高」の数字が
思うように伸びていなくても、
商品ごとに見ると
人気が高まっている商品なんかが
分かったりするものです。

会社や事業の経理も誰かがコストを
かけて行っていることです。

であれば、もう少し一工夫して
分解した売上高の数字を
確認できるようにしましょう。

会計に興味が持てて、
経営の判断に活かすことができれば、
会社や事業の業績も変わるでしょうし、
経営者自身の気持ちの変化にも
つながるはずです。

顧問の税理士さんがいる場合は
相談してみましょう。

また経営者をサポートする専門家の
立場であれば、
どうすれば
経営者に興味を持ってもらえて
経営に活かせる会計にできるか、
常に考えておきたいですね。

【編集後記】

昨日は台風のため、
保育園が16時閉園に。

お客さまとの打ち合わせも
15時30分に終わり、
無事、保育園に間に合いました(^^;

早めの営業終了となりました。

【昨日の1日1新】

・ホールアース農場 にんじんミックスジュース

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