会社にしたほうがいいですか?分かりません!答えより理由を確認。

専門家の活用法です。

20190221

会社にしたほうがいいですか?

先日、個人事業でお店をされている
あるオーナーさんからこんな質問を
受けました。

「会社にしたほうがいいですか?」

私からの回答は

「正直、分かりません!」

とお伝えしました。

無責任かと思われるかも
しれませんが、
個人事業から会社にした方がいいか
判断することは経営者の方の仕事です。

その判断の際に、
何を重視するかは
経営者自身でしか
分かりませんしね。

もちろん、
個人事業から会社にした場合に
所得税や住民税、法人税の負担が
どう変わるか、
消費税を国に払わなくても期間が
出てくるなどの変化があるので、
情報があればそんな試算もできます。

あと、社会保険の負担だとか
税理士顧問料がどう変わるか、
会社のお金が事由に使えなくなる、
など何を根拠に考えるか、
で判断も変わりますよね。

税金や社会保険の負担は増えたとしても
社員さんのために会社にしたい、
という考え方もありますし。

答えだけじゃなく、理由を教えてもらいましょう

さきほどのオーナーさんの例だと、

「税理士さんに聞いても、ダメだ、と言われそうなんで」

と、顧問の税理士さんには
相談されていないとのことでした。

もし、

「会社にしてもいいですか?」

という質問であれば、
その顧問税理士さんも

「会社にするのはダメです。」

と答えるかもしれません。

そうではなく、

「もし会社にしたら、どんな影響がありますか?」

とか

「会社にすることをどう思いますか?理由も教えてもらえますか?」

と聞いてみるとどうでしょうか。

単純にいい、悪いだけではない
答えが返ってきますよね。

もちろん最初の質問であっても
専門家の立場の人が配慮した方がいい、
ことではありますけど、
専門家に相談するときには
答えじゃなく、理由を確認する
ことを意識しておくといいですよ。

そして、あくまで
判断するのは自分自身ですからね。

目的を見失わないように

会社にするかどうかも、
単純に税金が得するかどうか、
で判断されることも
少なくありません。

けれど、
そもそも会社にしてどうしたいか、
一時的な損得ではなくて、
会社にする目的を見失わない
ようにしたいものですね。

【編集後記】

昨日の午後は
12月決算と3月決算の
2社を経営しているお客様との
打ち合わせでした。

12月決算の最終確定をしながら
3月決算に向けた利益、納税予測の
話もできてスッキリしました(^^)

【昨日の1日1新】

・HORN 薫る抹茶

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