決算を黒字で終えるためにできることを洗いだそう。

できることを全て確認しましたか。

20200520

無理に利益を減らしても・・・

お客様とは面談の度に
決算での利益の見込み額と
その利益による税金負担額の
確認を行っています。

想定を超える利益が出る見込みで
税金の負担が多くなることが
分かったしても
無理に利益を減らすような
ことはお勧めしていません。

無理に利益を減らす、
というのは、

・不要なモノを購入して利益を減らす

・根拠の不明な賞与を支払って利益を減らす

・メリットのない契約を締結したり、サービスを利用して利益を減らす

といった行為です。

経営者の方の中には
とにかく支払う税金を減らしたい、
という考えの方もいるので、
無理に利益を減らしてでも
税金の支払いを減らそうとする方
もいらっしゃいます。

でも、お金を使って
無理に利益を減らしてしまうと
税金の支払い以上に
手元のお金が減ってしまうので
経営の安全性が低くなってしまい
いざという時に経営が成り立たない、
そんなリスクがあるんです。

黒字で終えるためにできることを洗いだそう

利益が出ているときには
無理に利益を減らすような
ことはお勧めしていませんが、
決算で赤字が見込まれる場合には
話が変わります。

決算を黒字で終えるためにできることの洗い出し

を社長と一緒に行って
いきます。

まずは決算までに
見込んでいる売上が
想定どおり確保できるのか
確認していきます。

サービス別や商品別に
売上がいつ発生するかも
含めて現実的な数字を確認する。

仕入や材料費といった
原価の見込み額も確認し、
その他の経費についても
1つ1つの科目別、支払先別に
確認していきます、

当初の計画金額だったり
過去の実績金額と比べて
経費の削減が可能かどうか。

削減が可能であれば
どれだけ削減ができるかも
確認していきます。

決算で黒字にするために
できる限りのことを
洗い出していくんです。

あとは、
洗い出した対策のうちの中で
優先順位を決めて、
やる!と決めたことに
取り組んでいきます。

あとは、
決算を迎えるまでの間に
やる!と決めたことが
最後まで取り組まれているかを
確認したり、
取り組むためのハードルと
なることを取り除いていくだけです。

もちろん、
本来、発生するはずの
減価償却費をあえて計上しない、
といった
会計のルールから外れる方法は
使わずに考えないといけません。

将来の融資の場面をイメージする

決算をなんとしてでも
黒字で終えるように
できる限りのことに取り組む理由は、
将来的に金融機関からの融資を
受けることを想定するからです。

今期の決算を終えて、今すぐは
融資を受ける予定がなかったとしても
2年後、3年後を考えると
どうでしょうか。

新たなビジネスを立ち上げる、
多額の設備投資を行う、
そんな予定が生まれ、
融資を受ける段階になったときに
過去の決算書がどんな数字かによって
影響を受けますよね。

将来の融資の場面を想定して
どんな決算にしていきたいのか
をイメージしておきましょう。

【編集後記】

昨日の午後はZoomでの
お客様との経営ミーティング。

自分の後ろに配置した
ホワイトボードをバリバリ活用して、
と考えていたので、
Zoomの設定などを見直して
ミーティングをスタート。

したものの、
話をすることに集中し、
ホワイトボードは使わず、
同時平行でWordで議事録を
取りながら終了。

ミーティング後にWordの
議事録もすぐに送ることが
できたのでこれはこれでOKですね。

【昨日の1日1新】

・Zoomビデオ設定 ミラー効果オフ

【お知らせ】
■佐竹正浩税理士事務所のサービスメニューはこちら
https://m-stax.com/services/

■税務顧問、税務相談などのお問い合せはこちら
https://balance-blog.com/inquiry/

feedlyでの購読はこちらからどうぞ
feedlyでの購読はこちらからどうぞ
follow us in feedly
記事を最後までお読み頂きありがとうございます!
ブログランキングに参加しています!
にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ
にほんブログ村