同じ売上、同じ利益でも同じお金が残るとは限らない

流れによって変わりますよね。

20220202

お金が残るかどうかに着目する

コロナ融資を受ける際には
余裕を持った金額の融資
を受けて頂くようお伝えしてきました。

まとまった金額の融資を受けることで
借入金の金額は当然増えましたが、
預金残高の金額も同様に増やすことができて
その後のお金のやりくり次第では
現在でも比較的、多額の預金残高を
残せているケースがあります。

借入金の金額は多くても
預金残高さえしっかり残っていれば
すぐには事業を潰さずに済みますし
事業を立て直す時間稼ぎにも
なりますよね。

新規の事業を立ち上げて
コロナ融資を受けていない方と
計画を考えるときにも
お金の視点が欠かせません。

どんな売上、利益を残すかも大切ですが、
お金が残るかどうか、
お金が回るかどうかに
意識を向けておきたいものです。

同じ売上、同じ利益でも同じお金が残るとは限らない

売上高 5,000万円

経常利益 500万円

ある2つの企業の
売上や利益が同じであったとしても
その両社が同じお金を残せているとは
限りません。

製品を製造販売している企業であれば、
売上を上げるために
材料の仕入があり、
製品を完成させるための経費が発生し、
売上による入金よりも先にお金が
発生します。

経常利益が500万円だからといって
まだ販売されていない製品に使った
材料費や加工費が500万円だとすると
経常利益の500万円分のお金も
手元に残っていない可能性があります。

売上代金がまだ入金されていなければ
さらに手元のお金は減りますよね。

一方で、
製品の製造など必要なく、
サービスの提供で売上が発生する場合、
売上による入金よりも先に
出ていくお金が少ないケースであれば
経常利益に近いお金を
手元に残せている可能性もあります。

同じ売上、同じ利益でも
同じお金が残るとは限りません。

事業の構造、入手金のサイクルなど
によって全て変わってきますよね。

どのようにお金が入って出ていくか

いつどのようなタイミングで
いくらお金が入ってくるか。

いつどのようなタイミングで
いくらお金が出ていくか。

そしてどれくらいお金を
残していけるか。

売上や利益の数字と同様に
どのようにお金が入って
どのようにお金が出ていくか
自社のお金の流れを
つかめるようにしていきましょう。

【編集後記】

確定申告業務が集中する期間とはいえ
定期的なお客様との面談を減らすこと
もしていないので
どうしてもこの時期は
業務が詰まり気味になりますね。。

【昨日の1日1新】

・雪見だいふく×桔梗信玄餅

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