賞与は支払う前の前置きが欠かせない。金額よりも内容。

慎重に考えましょう。

20190822

決算で利益が出たから賞与を払う

今期はいつもより利益が増えて
支払う税金も増えそう。

こんなときに
経営者の方から出てくるのが

「社員に賞与でも払いましょうか」

というアイデアです。

税金を支払うぐらいなら
社員に賞与を払って
喜んでもらうほうがいい。

いつも頑張ってくれている
社員に少しでも報いたい。

確かに気持ちは
よく分かります。

けれど、
例年は賞与を払っていない時期
にもかかわらず
利益が出そうだからと
急に賞与を支払うことには
反対なんです。

賞与には支払う前の前置きが欠かせない

経営者の立場からすると
利益が出そうだからと
社員に賞与を払うことで

利益が減って税金の支払額が減る

だけでなく

社員さんにも喜んでもらえる

のであれば
悪いことはない。

と考えるかもしれません。

社員さんも
賞与をもらうこと自体には
嬉しく感じると思います。

でも、
その賞与を支払うときに
社員さんにはどのように
説明するのでしょうか?

「今年はみんなの頑張りで利益が出たから賞与を出すことにした」

こんな話を聞くと
社員さんの立場からすれば
疑問も出てきますよね。

「どれぐらいの利益が出たんだろう」

「来年も利益が出たら賞与が支給されるの?」

「そもそもうちの会社の業績ってどうなんだろう?」

だからこそ、
賞与は支払う前の前置きが
欠かせないんです。

支払う前の前置き、
というのは

「利益が出たから賞与を支払うことにした」

と伝えるものではありません。

金額よりも内容

賞与を支払う前の前置きで
大切なことは、
金額よりも賞与を支払う内容
についてなんです。

そもそも

・賞与はどういった計算で支払うのか

・固定で支払われるのか、それとも毎年利益に連動して決まるのか

・個人ごと、部署ごとの評価は反映されるのか

・会社はどんな売上、利益の計画を立てているのか

といったことを
事前に社員さんに伝えて
理解してもらえているでしょうか。

同じ賞与の支給をするのであれば
社員さんにも納得感を持ってもらえる
仕組みづくりをしたいですね。

【編集後記】

次男3歳の最近の語彙力の
アップに驚いています。

「最近、○○だけど〜」

とか言われると
誰がしゃべっているのかと
こちらがビックリしますね(^^;

【昨日の1日1新】

・エンゼルパイ 和栗

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