黒字でもお金が減る。利益から借入返済、税金支払いができますか。

黒字だからといってOKではありません。

20200610

赤字から黒字かだけの判断になると

多くのお客さまとは
決算を迎えるとき、
決算・申告を終えたあとに
翌年、1年間の見通しを
確認します。

計画作りの時間を取って行う
ケース以外の場合だと、
前年度の実績を使って
決算までの売上、経費、利益、
税金の金額を試算していきます。

さらに、今年、予定していること、
取り組みたいことを
数字に反映させていくことで
利益を残して黒字になりそうか、
このままだと赤字になるのか
が分かりますよね。

この時点で赤字になるようであれば
何らかの見直しをして
何とか黒字になる見通しを立てます。

黒字でもお金が減る。利益から借入返済、税金支払いができますか。

来年の決算では、
なんとか経常利益300万円となり
黒字にできそうだ。

そんな見込みができたときに
安心してしまうことは
ないでしょうか。

例え、黒字の決算書が
できたとしても、
会社やお店のお金が減っていく
ケースがあります。

1年間で300万円の利益を
残すことができるといっても、
その1年間に500万円の借入金の返済
が必要であればどうでしょうか。

減価償却費という経費が
ほとんどなければ、
300万円の利益は全て
借入の返済に回さないと
いけません。

会社の場合でも、
個人事業主の場合でも
決算、確定申告によって
計算された税金の支払いは
次の年度に入ってから行います。

1年間で300万円の利益が
見込めるからといっても
前期の税金の支払額が300万円、
さらにその6ヵ月後に150万円の
税金の前払いをしないといけない。

いくら黒字だからといっても
お金が減っていくわけです。

20200610_2

1年間の売上、利益の見通しを
立てるときには
借入金の返済額や税金の支払額まで
確認しておくことが欠かせません。

利益を出して、さらにお金が増える状態を目指す

会社やお店を経営する上で

黒字を目指す

ことはもちろん必要です。

ただし、
黒字になることだけを
目標にしてしまうと、
手元のお金がどんどん
なくなっていく。

そんな状態になりかねません。

そうならないために

利益を出して、さらにお金が増える状態

を目指しましょう。

お金が増える利益額を
把握しているでしょうか。

【編集後記】

昨日は午後からお客さまと
Zoom接続した上での経理業務の
サポートを行いました。

クラウド会計とクラウド給与、
e-Taxとeltax(Web版)、で行う業務なので
遠隔でも何の問題もありませんね。

【昨日の1日1新】
・長男の初めてのとあるチャレンジ

・電動自転車のバッテリー回収手配

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