常に選択肢を残しておけるように資金を残していく

増やせくても減らさないように

20220915

設備投資をするときに確認されること

比較的まとまった金額の設備投資
を予定されているお客様から
よく確認されることがあります。

「金融機関からお金を借りずに自己資金だけも取り組んでいいですか」

「お金を借りるとしても今あるお金でなるべく賄おうと思いますがいかがですか」

過去に融資を受けたお金、
例えばコロナ融資などによって
まとまったお金を借りていて
そのお金が残っているようなケースでは
このような質問を受けることがあります。

確かに今の預金残高だけで
予定している設備投資を
実行できなくはないケース
は少なくありません。

ただ、

「なるべく設備投資の金額相当の融資を受けることをお勧めします」

と伝えています。

常に選択肢を残しておけるように資金を残していく

手元の預金残高に余裕が
あったとしても
多額の設備投資を行う場合には
改めて投資金額相当の融資を
受けること。

借入金は増やしたくない
と考える経営者の方の
気持ちも分かります。

けれど、
今ある手元の預金残高に余裕がある状態も
過去、多額の運転資金の融資を受けたことで
生まれたものであれば要注意です。

預金残高も多くなっているものの
同様に借入金の残高も多く残っている
状態になっていないでしょうか。

見かけ上の預金残高からは
余裕があるという印象を受けたとしても
預金残高から借入金の残高を
差し引くとどうでしょうか。

設備投資に自己資金は使わない方がいい
という判断にならないでしょうか。

それでも余裕がある状態であれば
その資金を設備投資に充てても
いいのかもしれません。

けれど、
設備投資のタイミングで
融資を受けることで預金残高を
減らさずに済みますよね。

これから事業を続ける上で
想定していないことが起きたとしても
預金残高が多い分、対応できる選択肢も
多くなります。

資金の残高を常に減らさないように
することが経営の安心度を
高めてくれますよね。

預金残高と借入金残高を見ながら判断する

現在の売上、利益や今後の売上、利益の見込み
だけを見ていても、
多額のお金の動きが伴う設備投資などの
意思決定を行うことは難しいものです。

現在の預金残高、借入金残高、
そしてこれらの今後の残高推移
がどうなるか。

さらに
設備投資をした結果で預金残高、借入金残高が
どう変わっていくかも試算しながら
経営の判断を行いたいですね。

【編集後記】

昨日は午前中にお客様のところ
でのミーティングでした。

外部環境が変わっていく中でも
新しいことにチャレンジされていること
に大きな刺激を頂けました^^

【昨日の1日1新】
・銀座フルーツフィナンシェ ストロベリー

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