それでもクラウドを利用する理由。ITとの向き合いかた。

PCが故障することだってあります。

20181102

freeeの緊急停止

先日のブログの編集後記にも
少し触れましたが、
先日10月31日にクラウド会計freeeをはじめ
freeeの一連のサービスが緊急メンテナンス
  のため利用できなくなる、
というトラブルがありました。

月末の日中に
会計や給与ソフトが使えなくなり、
請求書発行などもできなくなったことから

「クラウドの弱点が露呈した」

「月末に停止するなんてもってのほか」

「どうなっているんだ」

「利用者離れが起きるんじゃないか」

といった意見をネット上で
見かけました。

けれど、私の中では
このような思いは
生まれませんでした。

私のお客さまの中にも
freeeを利用されていて
10月に税務申告が必要な企業さんが
あったのですが、
既に申告までを完了していたので
事なきをえた。

ということもあって
冷静にこの事態について
考えることができたからも
しれませんね。。

それでもクラウドを利用する理由

私の事務所の場合、
お客さまはfreeeかMFクラウド(マネーフォワード)
のどちらかをお使い頂いていて
その利用率は100%になっています。

しかも、会計だけに限らず、
給与や請求書、勤怠と
お客さまや私自身の
クラウドの利用範囲も
年々、広がっています。

おかげで
お客さまも税理士側も
双方の業務の効率化が進んでいますし、
会計に関してだと、
これまでより早く業績を確認できるので、
経営の打ち合わせが
しやすくなってきています。

そのため、
こうしたクラウドサービスが
緊急停止する事態が発生したから
といって私自身は
クラウドサービスの利用を
止めるつもりはありません。

もちろん
サービスが緊急停止する事態は
いいことではありません。

でも、
これが、自社のPCに会計ソフトを
インストールして
経理をしている場合
で考えるとどうでしょうか。

自社のPCが故障して
起動しなくなったら。

PCが起動するように復旧作業に
取り掛からないといけません。

会計ソフトのデータはどこかに
バックアップを取っていたとしても、
また別のPCに会計ソフトをインストールして
そのバックアップデータを戻す作業が
必要になります。

しかもバックアップデータが
最新とは限りません。

遡って会計ソフトへの入力を
しないといけないかもしれません。

考えただけで、頭が痛い話ですし、
その間の仕事はストップ
してしまいますよね。

ITとの向き合いかた

クラウド会計のサービスであれば、
サービスが緊急停止したとしても、
専門のプロの方々が復旧作業を
してくれるわけです。

その間は別の仕事をすることが
できますし、
復旧さえすれば、過去にやった
作業を遡ってもう一度すること
も必要ありません。
(絶対ではありませんが)

さらに、
PCが壊れて使えなくなったとしても
クラウドのサービスであれば
ひとまず別にPCを使って仕事を
続けることだってできますよね。

これで何回か助けられていること
もあります。。

ITだからといって
何もかもが100%完璧、
ということはない、
と考えておいたほうがいいです。

当然、トラブルが一切起こらない
ことが一番いいのですが、

トラブルが起こることもある

と考えておくだけで
備えを取ることができますよね。

・締め切り期限ぎりぎりでの業務は避ける

・データのバックアップをとっておく

・業務を止めなくて済むような代替手段を用意する

ITをうまく活用できるかどうかも
ITへの向き合いかた次第
ではないでしょうか。

【編集後記】

昨日の午前中はお客さまのところで
決算の資料収集と打ち合わせでした。

資料は1つを残して全て揃ったのですが、
残った1つが税務署からの郵送される
税金を支払う納付書でした。

で、お客さまのところには
その日の午後に
納付書が届いたとのこと。。

せめて申告する月の前月始めには
送っておいて欲しいです。。

【昨日の1日1新】

・ネットバンキング ICカードPINコード解除

・でんさいネット 明細確認

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