日別の数字からは得られる情報が多いです。
店舗ビジネスのお客様とは
店舗を構えてビジネスを
されているお客様と一緒に
数字を確認する際には
1ヶ月間の売上だけでなく、
1日ごとの売上を見ることも
少なくありません。
1ヶ月の売上300万円だったとしても
毎日コンスタントに10万円の売上を継続している
ケースもあれば
最初の10日間は1日20万円平均で200万円の売上を達成したけど
残り20日間では1日5万円平均で合計100万円の売上だった
というケースも考えられますよね。
日々の売上を確認するからこそ
月額の売上金額からだけでは
見えないことも
見えるようになります。
1日分の売上から積み上げて検証する。その目標は現実的かどうか。
過去の業績の確認を
1ヶ月の数字だけでなく
日別の数字からも確認する。
Excelで日別の売上管理表
を作成して頂いたり
POSレジの状況を共有
して頂くケースもあります。
一方で、
計画を立てるときにも
1日分の売上に着目することで
その計画が実現可能なものか
を検証していくこともできます。
毎月の借入金の返済、
月々の家賃や水道光熱費、広告宣伝費
といった固定費に
給与や社会保険料の人件費を
積み上げていくと
稼がないといけない粗利益額
が分かります。
そしてその粗利益額を
想定される粗利益率で割り戻すと
稼ぐために必要な
売上金額を計算できます。
そしてその売上金額が
実現可能なものかを
1日の売上から積み上げて
検証してみましょう。
1日の来店者数に、
1人当たりの客単価を
掛け合わせると
1日の売上金額が計算できます。
それに営業日数を掛けてみる。
1日分の売上から積み上げて計算した
想定の月売上金額と
稼ぐ必要のある月売上金額を
比べてみると
その目標売上が現実的かどうか
も確認することができますよね。
数字から行動につながるように
必要な1ヶ月の売上金額が300万円
であるのに対して
実際の売上は270万円。
足りない30万円をどう引上げるか、
と考えても具体的なアイデア
は浮かびにくいものです。
けれど
30万円を30日の営業日数で割って
1日あと1万円売上を増やすにはどうすればいいか
と考えてみるとどうでしょうか。
1日に客数をあと何人増やして、
客単価を引上げるために
どんなメニューを用意するのか、
と考えていけば具体的な行動計画
もできてくるものです。
数字を見るだけでなく
数字からどう行動につながるか
を考えていきたいですね。
【編集後記】
昨日は事務所でお客様の
月次のチェックや打ち合わせ資料の作成など。
事務所のビルで大規模修繕が
行われているので
窓からも外の様子が分からず
1日中、事務所の中にいると
閉じ込められた気分にもなりますね(^^;
【昨日の1日1新】
・とくになし