個人で税理士事務所を開業した際には、固定電話と同時に
固定電話回線のFAX回線を開設しました。
開業前からインターネットFAXの存在やその良さを聞いていたものの、
FAXはあまり使用しないだろう、との見込みのもと固定電話のFAX番号
を取得しましたが、開業1か月後にはインターネットFAXの申し込みをしました。
インターネットFAXとは
文字通り、インターネットを通じてFAXの送受信を行う仕組みです。
パソコンがインターネットに繋がっていれば、パソコンからFAXを送ることが
できますし、受信したFAXはあらかじめ指定したメールアドレスにメールと
その添付ファイルという形で届きます。スマホでも使用できます。
したがって、FAX機器は不要です。
いつでも、どこでもFaxの送受信を行うことができます。
固定電話FAXからインターネットFAX(eFax)へ切り替えた理由
税理士の仕事をしているとFAXでのやりとりが多いことに気づきます。
各種の回覧や研修、消耗品、ソフト購入申し込み、至る所でFAXが登場します。
固定電話のFAX回線とともにA4カラーレーザー複合機を導入しましたので、
FAXを利用した業務にも対応していましたが、徐々に不便を感じるようになりました。
外出すると事務所には誰もいません。電話については携帯に転送されますが、
FAXは転送できませんし、転送する先もありません。
しかも、FAXの相手先から「FAXがエラーで送信できないですけどぉ」との電話連絡が。
すると、FAXの状況を確認するためだけに事務所に戻らないといけない状況が発生します。
FAXにエラーが発生して受信できないのであれば、回線、機器の様子を見て回復させないといけません。
こういったことが続いたため、さすがにインターネットFAXへ切り替えることを決断しました。
インターネットFAXと固定電話を比べてみました
インターネッFAXはeFaxというサービスにしました。
他にも同様のサービスがありますが、選択理由は市外局番からの番号が選べる、
月額1,250円(年払い)で無料通信分(送受信各150ページ)が付いていることです。
eFaxを使用し始めて、FAXの環境が劇的に改善しました。
外出先で受信したFaxを確認できますし、急ぎのFAXも外出先から送信することも可能です。
事務所に戻らないといけないというストレスや時間的な拘束から解放されました。
ここでeFaxと固定電話回線のFAXについて確認してみましょう。
それぞれのメリットデメリットを整理するとこのようになります。
比較するとeFaxのメリットが目立ちます。
固定Faxの方が同じ機器を使い続ける限り、コストは下がりますが、
FAXの送受信の都度、事務所に行く、戻るという手間を考えると
金額以上にコストがかかるといえます。
今後は起業に際して周知した固定FAXの番号をいかにしてインターネットFAXの
番号に切り替えていけるかが課題です。
起業後に電話番号・FAX番号を変えることは非常に手間が掛かりますので、
これから起業を予定されている方は十分に検討して頂く必要があります。
あと、年間3,000円(税抜)で使用できるeFaxhomeというeFaxの
下位サービスも提供されています。
こちらはFAXはほとんど使うことがないけどFAX番号は必要という方
には最適ですね。
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編集後記
昨日、福井県の越前松島水族館に行ってきました。
決して新しいおしゃれな水族館という訳ではないですが、
体験・体感できる楽しい施設が多く、
予定以上に長時間滞在していました。
また、あちこちにサービスに関する工夫があり、
ビジネスの視点からも参考になる点が多かったです。