判断基準は数字プラス気持ちで。

数字だけに惑わされないように。

数字で判断してしまうこと

昨日はある商品の説明を
受けていました。

どんな商品かというと

生命保険で社員さんの退職金準備をする

商品です。

これまでもなんとなく
仕組みは理解していたものの
改めてどんなケースで有効で
どんなケースでは採用しない方がいいか、
よく分かりました。

こちらについては改めて
記事にできればと思いますが、
生命保険というと、
どうしても

・いくらの保険料で

・解約したらいくら返ってきて

・その時の返戻率はいくらで

・万が一の時の保険金はいくら

という話になりがちです。

要は率がいいのか、悪いのか、
金額はいくらになるのかという
お話しです。

その説明を受ける側も
率がいいから、
金額の負担が大丈夫か、
返ってくる金額が大きいから。

と率や数字だけで
判断してしまうことも
多いのではないでしょうか。

判断基準は数字プラス気持ちで

当然、事業をする上で、

根拠のある数字で判断すること

はとても大切です。

利益を残し、
お金を残して
事業を継続させて
社員さんや自分自身への
生活を守る。

だからこそ、
少しでも率がいいもの、
少しでもお金が残るもの
少しでも税金の負担を
減らしたい。

そう考えますよね。

でも、ここで気をつけないと
いけないことは

数字だけで判断すること

です。

例えば、

社員さんの退職金準備目的で生命保険に加入する

という行動も、

ただ率がいいから、
金額が多いから
でするしないを判断する、
のではなくて、
社員さんの気持ちを踏まえて
判断することです。

退職金準備目的の生命保険の
保険料として
社員さん1人に対して毎月1万円を
支払う契約をする。

契約内容は、
社員さんに万が一のことがあれば
その保険金は社員さんの家族に
入ってくるものの、
社員さんが退職したりしたときに
保険を解約して返ってくるお金は
会社に入ってくる。

だったりするんです。

会社とすれば、
保険料の一部は経費になって
税金の支払いを減らしつつ
社員さんの退職金のお金を
貯めることができます。

けれど、
ここで社員さんの気持ちを
判断基準にしてみましょう。

会社が自分の万が一のために
保険に入ってくれることは
ありがたいと思うかもしれません。

でも、万が一のことがなく、
やむを得ず会社を退職しないと
いけなくなったときの
生命保険の解約金は会社に入ってきて
自分がもらえるとは限らない。

そう考えると毎月の1万円は
生命保険じゃなく、
給料に上乗せして欲しい、
そう考える人もいますよね。

社員さんのやる気をそぐような
結果にもなりかねません。

一方向だけで判断しない

何かの判断をするときに、
一方向からだけで
判断しないほうがいいです。

率や数字といった一方向だけで
判断してしまうと
そこに気持ちの面での判断が
抜け落ちてしまいますよね。

何かの提案をする側でも
同じです。

率や数字の面ではいいこと
だったとしても、
そこにもう一方向、
気持ちの判断基準を加えてみる。

それでもいいこと、
であれば自信をもって
提案できるでしょうし、
そうでなくても、
提案する際のデメリットとして
相手に伝えることもできますよね。

【編集後記】

ただただ、
売上や利益を増やす、
給料や所得を増やす
だけがいいことじゃない
ないなぁと感じることが
よくありますね(^^;

【昨日の1日1新】

・おいなりさん 二色お揚げ(黒糖・金胡麻)

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