存在を伝えることも大切ですが。
買い物をするときを振り返ると
買い物をしようと
お店に入ったときに
店員さんからこんな声を
掛けられたことないでしょうか。
「こちらの商品、新商品なんですよ〜。是非、手に取ってみてください」
まだ何が欲しいかなど
探しているものを伝える前に
こうした案内をされると
身構えてしまうんですよね。
「ちょ、ちょっと待ってください・・・」
と心の中で呟いてしまいます。
まだ、このお店にどんな商品が
あるかも把握していない段階で
新商品の案内をされても
興味が涌くこともありません。
さらに
居心地が悪くなってしまうと
とりあえずそのお店からは
出ようとと思ってしまいます。
ただ、
こうした状況に遭遇すると、
自分でも気を付けないといけないな、
と感じるんです。
制度を伝えるのではなく、制度の使いかたを伝える。
まだ興味を持っておらず、
こちらの希望も伝える前から
新商品の案内をされても
なかなか響くことは
ありませんよね。
こうした
自分がモノを買う立場で
感じたことと同じことを
自分もしていないか
気を付けないといけません。
例えば、
私の仕事であれば
税金の制度や融資の制度を
お客様に伝える場面があります。
「新しい○○税制がスタートしました!」
「□□向けの融資制度ができました!」
と制度ができたこと
を伝えた場合、
その制度に関わる専門家
であればまだしも、
そうでなければ、
こんな反応をすると思います。
「だから、何なん。」
本当はその制度の影響を受ける人に
対しての情報だったとしても、
興味を持てなければその情報の
意味がありませんよね。
どんな対象者のどんな場面で
その制度が活用できるのか、
どんな効果が期待できるのか、
その制度を使った方がいいのかどうか。
制度の使い方までを
伝えるように必要がありますよね。
使い方まで想定して提案する
何かの新しい制度だけでなく、
新しい商品や製品、サービスも
同じです。
○○があるよ!
□□ができましたよ!
だけを伝えるのではなく、
その制度やそのモノやサービスの
使い方まで想定すること。
使い方まで想定できれば
相手にとって本当に必要なものか
どうかまでイメージできますよね。
相手が迷ってしまうだけの
情報は伝えないように
したいものです。
【編集後記】
コロナウイルス関係の
貸付制度を利用する方向で
準備を進めるお客様が
増えてきました。
試算表など必要書類を
すぐに出して頂けるよう
こちらでできるかぎりのことも
進めていかないといけませんね。
【昨日の1日1新】
・さくらクリーム大福