キャッシュ増の目標、ありますか?
増収増益でいい決算!とは限りません
決算を振り返ったときに
売上が増えて(増収)、
利益も増えた(増益)
と聞くとどうでしょうか?
いい業績を残すことができて
いい決算ができた。
と感じることは
ないでしょうか。
去年と今年の決算書を
比べたときに、
売上も利益も増えているから
いい決算になった。
と感じることも
少なくありませんよね。
増収増益だけでなく、目指すは増収増益キャッシュ増。
増収増益の決算になったとしても
経営者の方の表情が浮かないこと
があります。
「事業は伸びているはずなのに、お金が残っていないんです」
「利益は出ていても税金の支払いをするとお金がなくなります」
建設業や小売業、卸売業など
売上が発生する前に
材料費や仕入の支払いなどに
必ずお金が必要となる業種が
あります。
売上が増えれば増えるほど
決算書上の利益も増えていきますが、
支払うお金も先行して
増えてしまう。
すると
増収増益になったとしても
手元にお金が残っていない、
なんてことが起こってしまう
わけです。
そうならないためにも
増収増益だけでなく、
増収増益キャッシュ増
を目指しましょう。
価格の見直し、
原価率の引き下げや
不要な固定費の削減、
設備投資の見直し。
あるいは
金融機関からの借入で
お金を増やすという
手段もあります。
一方で
「もっと売上を増やす!」
と考えることには
慎重にならないといけません。
売上が増えれば増えるほど
先行してお金が必要になる
ビジネスの構造で、
十分なお金が手元になれば
売上を増やそうとすればするほど
苦しくになりますよね。
どうやってキャッシュ増を
実現するかの計画が欠かせません。
キャッシュが増える体質を作る
毎年増収増益だからといって
安心してはいけません。
キャッシュが増える体質、
預金残高が増えていく
体質作りが欠かせません。
売上も利益も増えているのに
預金残高が増えていないようで
あれば、
なぜ増えていないかの
理由を確認すること。
経営者自身で紐解ける方は
自分自身で確認して
そうでない場合には
専門家に依頼してでも
押さえておきましょう。
大きな増収増益じゃなくても
確実にキャッシュ増を達成する
体質を作っていきたいですね。
【編集後記】
昨日は事務所に出勤してのお仕事。
今月は平日に休む日もあるので
できるうちに進めておかないと
いけませんね(^^;
【昨日の1日1新】
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