KKDも大切ですが。
KKDに加えて数字を根拠にする
経営判断をKKDを頼りに行う。
KKDとは
KAN ・・・ 勘
KEIKEN ・・・ 経験
DOKYO ・・・ 度胸
の頭文字を取ったものです。
経営判断が求められる状況において
経営者が勘や経験、度胸によって
判断することも少なくないと思います。
こういう場面は、
以前にも経験していて
うまくいったから
今回も同じ方針で当たろう。
KKDによる判断ももちろん大切ですが、
その判断によって他人が動くという
場面であれば、
KKDに加えて数字を根拠に判断
ができた方が他人も
納得しやすくなりますよね。
KKDに加えて数字を根拠に判断する思考を伝え続ける
経営者の方とのミーティング、
幹部の方とのミーティングでは
KKDに加えて
数字を根拠に判断する思考を
お伝えしています。
新たな役員報酬の金額を
決めるときには
これからの事業の見通しも
必要になってきます。
これから売上も回復いくだろうから
役員報酬も増額させよう。
と考えるのではなく、
役員報酬を10万円増額させた場合の
役員報酬自体や社会保険料が
増えることによる会社の負担額を
計算してみる。
前期水準の売上、利益を残すことができれば
役員報酬を増額し、社会保険料の
負担が増えたとしても
経常利益は黒字を維持することができて
借入金も残った利益から返済できそうだ。
ここまで確認できれば
役員報酬の増額に関しては
売上アップに頼ることなく
実行できると判断できますよね。
前期水準の売上、粗利益の確保
という1つの目標も生まれます。
他にも
ボーナスはいくらまで支給できるか
休業を選択するか自粛しながらの営業を選択するか
借入をいくらまで行うのか
新規店舗、事業所の出店を行っても大丈夫か
といった判断に
数字による根拠を加えていくこと。
数字による根拠をもとに判断すると
自分自身の判断に対する自信にもなりますし、
判断したことが想定どおり行かなくても
どこで撤退するかなどの判断も
しやすくなりますよね。
思考が定着するように
これまで経営の数字を根拠に
判断することがなかった。
いわゆるドンブリ経営をしてきた
という方であっても、
数字を根拠に判断することを
体感していくことで
考え方も変わり、
財務の体質も変わっていきます。
大幅な売上の増加が
なかったとしても利益を残し、
資金を貯めていくことができる。
新たなチャレンジをするときにも
数字の計画を立てて、
金融機関などの協力
を得ることができる。
数字を根拠に判断する思考
に切り替わるように
伝えていきたいですね。
【編集後記】
昨日はお客様のところに訪問して
経理のミーティングと
経営のミーティングを
行いました。
コロナの対応や新たな取組みをする中で
経理業務も複雑になってきましたが、
よりシンプルに、より正確にする
方向性が見えてきました^^
【昨日の1日1新】
・freeeとUレジの連携(USENレジ)
・京乃たまや