経営者自身が経理をするなら、簿記の知識より会計ソフトの使い方から

限られた時間で何を覚えていただくか。

20201029

自分でやれば勝手に情報が入る

経営者自身が自社の経理を行う。

少なからず経理の仕事に
時間を掛けることになるので
その分、営業をしたり、企画を考える
時間は減ってしまいます。

けれど、
日々の数字を自分で登録したり、
会計ソフトで数字を確認したり
しているので、
自社の数字の理解は
自然と進みますよね。

たとえば、
クラウド会計ソフトなどで
常に最新の預金残高を確認しながら
現在の売掛金の金額も確認することで
今月の経費や返済の支払いに支障がないか
自然に把握できるようになります。

経理担当者や税理士に確認する
必要がなければ、
新たな支払いをするかどうか
すぐに経営判断を下すことが
できますよね。

経営者自身が経理をするなら、簿記の知識より会計ソフトの使い方から

経営者の方がご自身で
これから会計ソフトを使って
自分で経理を始めよう。

そう考えるときに
こんな質問を受けることがあります。

「簿記って勉強した方が良いですか?」

経理業務をするのであれば、
簿記を学んでおいた方が良い
とイメージされるんです。

ただ、私からは

「時間があれば簿記を勉強されてもいいですが、それよりも会計ソフトの理解を深められた方がいいですよ」

とお伝えすることが多いです。

経理以外にも営業や人事、企画など
ただでさえ多くのやることを抱えて
おられます。

そうした時間を削ってまで
簿記を勉強する時間を確保しながら
経理に取り組む。

決して悪いことではないですが、
限られた時間をどう使うかを考えると、

まずは日々の経理に必要な会計ソフトの操作になれること

を優先した方がいいです。

さらに、会計ソフトを使って手作業で
登録作業していくのではなく、
インターネットバンキングやクレジットカード、
給与計算や請求書ソフトなどの連動機能を活用して
できるかぎり手作業を減らしていくこと。

最新の経理の数字に触れながらも
作業に充てる時間を極力減らしていくこと。

税理士や会計事務所に協力を仰いで
効率的な環境づくりを進めながら
操作方法の理解を進める。

会計ソフトを操作する中で
なぜ、こんな処理をするのかと
疑問に感じるところがあれば
その時に税理士や会計事務所に
確認すればいいですよね。

経営に役立てるために経理をする

経営者自身が経理をするメリットは

自社の数字を肌感覚で理解できるようになること

です。

日々数字に触れているからこそ
お金の流れ、資金繰り、
経費を使い過ぎていないか
に敏感になることができます。

経営の意思決定をする際にも
お金の面での判断基準を
持つ事ができるので
不安を減らすことができます。

あくまで経営に役立てるためと
経理に取り組むことで
メリットが生まれますよね。

取引、仕訳の細かい消費税区分などは
税理士、会計事務所に
チェックをしてもらい
直してもらう、ぐらいの感覚で
ちょうどいいですよ。

【編集後記】

多くのお客様の税金支払い方法が
ダイレクト納付に切り替わったことで
法人の申告納税時にも
支払ってもらったかどうか確認しなくても
こちらでも納税状況が
確認できるようになりました。

お客様、税理士双方にとっての
業務の効率化につながることは
できるかぎり進めていきたいですね(^^)

【昨日の1日1新】
・モンテール 糖質を考えたシュークリーム

【お知らせ】
■佐竹正浩税理士事務所のサービスメニューはこちら
https://m-stax.com/services/

■税務顧問、税務相談などのお問い合せはこちら
https://balance-blog.com/inquiry/

feedlyでの購読はこちらからどうぞ
feedlyでの購読はこちらからどうぞ
follow us in feedly
記事を最後までお読み頂きありがとうございます!
ブログランキングに参加しています!
にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ
にほんブログ村