赤字額の確認より出ていくお金の把握。今の状態でどれだけ持ちますか。

残された時間を確認して手を打ちましょう。

20201028

戻りつつあるところとまだまだのところ

新型コロナウイルス感染症の
影響を受けた企業さんについては
業績の回復状況もそれぞれです。

売上が
前年の7~8割まで戻りつつある
ところがある一方で
まだ前年の5割に満たないところ
もあります。

お客様との毎回のミーティングで
いつも話しをしていることは

「このコロナの状況からいつかもどったら」

で考えるのではなく

「今の状況が続くと考えた上で何に取り組むか」

を考えましょう、
ということです。

来年、再来年になったら
劇的に状況が改善する保証は
どこにもないですしね。

赤字額の確認よりお金の流出額の把握に努める

以前の売上水準に回復していない
状況であれば、
業績もまだ赤字が続いている。

持続化給付金や雇用調整助成金
などによって赤字幅は
抑えられているかもしれませんが、
こうした収入を除くと
まだまだ厳しい数字であることが
少なくありません。

こうした状況の際には
売上から原価、経費を引いて
毎月の赤字額がどれだけか
を確認するだけでなく

毎月、出ていくお金の把握

をする必要があります。

経費に含まれてない借入金の返済や
積立型の保険料の支払い、
リース料の支払いなど
赤字の金額に加えてどれだけの
支払いが必要になるか。

毎月100万円ずつ減っていく
計算であれば、
手元に1,000万円あったとしても
事業を1年続けていくことが
できないわけです。

現在は借入金の返済も
据置期間として支払ししなくても
いい期間だったとしても
来年、再来年には返済がスタートすると
現金の流出額も増えていきます。

コロナの融資によって
手元の預金残高が一時的に
増えているので
多少のお金の流出があっても
危機感を感じにくくなっているだけ
かもしれませんよね。

厳しいけれど伝えないといけないこと

厳しい現実の数字に
向き合うことから
目を背けたくなる
こともあると思います。

けれど、
今のうちに現状を把握して、
いつまでに状況を改善させないと
事業を続けていくことが
できなくなるか。

手元の資金と
毎月のお金の流出額を確認して
現状のままの場合に
どこまで持ちこたえられるかを
確認しておきましょう。

数字を見る立場としても
厳しいけれど伝える必要があることです。

現状を把握して頂いた上で
どう打開していくかに
意識を向けていただるよに
関わっていきます。

【編集後記】

昨日は午前中Zoomミーティングを行い
午後はお客様のところでミーティング。

12月の決算までに行うことを確認する
一方で、どう業績を回復していくか、
が大きなテーマなりますね。

【昨日の1日1新】

・とくになし

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