多面的に見るために共有する情報を増やす。

1つの見方、考え方にとらわれないように

20200612

多面的に見ることができないと

「モノゴトを1つの面だけで見るのではなく、多面的に見ることが大切」

このように言われることって
ありますよね。

例えば、
税理士がモノゴトを1つの面だけで見ていると

お客さまの税金をいかに少なくするか

という視点だけに偏りかねません。

とにかくお客さまが支払う税金が1円でも
安くなる方法を考えて、説明して、
お客さまにも実行してもらう。

結果として、支払う税金の金額は
少なくなったけれど、と同時に、
手元にあるお金も減ってしまった。

なんてことになりかねません。

余分な税金を支払うことのないようには
する必要はありますが、
お客さまの事業や生活が安定して続くこと
も併せて考えるとどうでしょう。

税金の金額を引き下げることだけでなく、
税金を支払ってでもお金を残すことだって
考えないといけませんよね。

多面的に見るために共有する情報を増やす

法人税や所得税といった事業に係わる
税金の金額を引き下げることだけを
考えるのであれば、
現在とこれからの売上から経費を引いた
利益の数字に着目しておけばいいわけです。

利益が少なくなれば法人税や所得税の
金額も少なくなりますし。

でも、
税金を少なくすることだけでなく、
事業や生活を安定して続けるためにお金を残すこと、
新たな投資などをすることで将来に備えること、
なども同時に考えようとすると
利益の数字だけに着目しているわけには
いきません。

事業や生活が安定するということが
どういう状態かを言葉で明らかにする
必要が生まれますし、
新たな投資などを行うのであれば、
何を実現したいのか、
将来のビジョンなどを確認も
必要になります。

多面的な見方をするためにも

共有する情報を増やす

必要がありますよね。

毎月の実績の数字に留まらず、
年間の数字の計画と実績や
いつ、誰が何を行うのかのアクションプラン、
将来に実現したい状態を表したビジョンなど。

今、お客さまと共有しているものというと、
毎月の実績の数字以外に
1年間の計画と実績を比較した資料、
年間のアクションプラン(行動計画)、
打ち合わせごとの議事録
といったものがあります。

共有する情報が増えるほど、
打合せで確認すること
メッセージでやりとりすることなど
多面的に考える材料が増えていきます。

立場や状況によってモノの見方は変わる

自分がいくらいいことだ、
と考えていることであっても
相手にとっては良くないこと
と感じることがあるように
立場や状況によってモノの見方も
変わりますよね。

お客さまと税理士という関係の中
だけでの話にとどまらず、
立場や状況によってモノの見方は変わるし
人によって感じ方や考え方は
異なるもの。

誰かとのコミュニケーションを取るとき、
何かの情報を受け取るときこそ
この前提を忘れないように
しないといけませんね。

【編集後記】

昨日は、顧問先のうちの何社かを
担当されている金融機関の方と
電話で打ち合わせ。

融資枠の上限の拡大などについて
どうようなスタンスなのかを
確認させて頂きました。

補正予算の成立を受けて
お客さまへの情報発信が
欠かせませんね。

【昨日の1日1新】
・とくになし

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