将来のために残しておきましょう。
確定申告あるある。書類がもうない。
確定申告の相談会や
申告の仕事のご依頼を
頂いたときのあるあるです。
この書類があれば
税金の負担が減る、
もしくは
税金が返ってくる金額が増える
けれど、
その書類がもうない。
よく遭遇することです。
特にマイホームの売却に関する
確定申告で発生します。
どういう書類がないかというと
売却したマイホームに関する
リフォーム代金の請求書や領収書、
購入した翌年に支払う不動産取得税
の領収書といったものです。
もう必要ないだろうという判断で
捨ててしまっているんですよね。。
マイホームの売却にあたり「書類」を残していた方がいい理由
マイホームを売却した時には
確定申告が必要かどうかを
確認しないといけません。
申告が必要かどうかは
売却に関して利益が出ているかどうか
が判断基準になります。
利益が出ているかどうかは
この式で計算します。
売却金額 - (購入金額 + 譲渡費用)
図にするとこのとおり。
利益が出た場合。
損が出ている場合。
購入金額には
マイホーム本体の購入金額にも
仲介手数料や契約書の印紙代、
登記費用や不動産取得税なども
含まれるのです。
これ以外にも
マイホームのリフォームをした場合は
そのリフォームについても購入金額
に含めることができます。
利益が出ているかを確認する上では
購入金額に含まれる金額が
多いほうがいいですよね。
利益の金額が減れば
納める税金の負担がへり、
損失の金額が増れば
返ってくる税金も増える
可能性があります。
マイホームの場合は売却で損が
出た場合の特例もあります。
https://balance-blog.com/archives/3684
残しておきたい書類を整理すると
マイホームを購入して
将来のために残しておいた
ほうがいい書類です。
・売買契約書または請負工事契約書
・マイホームの購入代金や建築代金の領収書
・本体代金とは別で支払う未経過固定資産税
の精算金の領収書
・仲介手数料の領収書
・登記や測量費用の領収書
・契約書の印紙代の領収書
・不動産取得税の領収書
※マイホームを取得した翌年に支払うので要注意
・リフォームの工事内容の明細、請求書、領収書
いろいろあります。
支払いが終わったら
1つのファイルにまとめるなどして
捨てたり、失くすことのないように
まとめておいてください。
まとめ
書類を捨ててしまいたい気持ちは
よく分かるのですが、
将来の税金のことを考えて
ぐっとこらえて
残しておいてください。
後から
捨てなかったらよかった~、
とならないように。
【編集後記】
昨日の税務相談会でも
「書類を捨ててしまった。。」
とのお話しがありました。
マイホームを買い換えて
引っ越しした時に捨てるのではなく、
翌年の確定申告まで待って
必要かどうかを確認から
捨てる、捨てないを判断して
頂きたいです。
【昨日の1日1新】
・初めての場所での税務相談会
【昨日の1日1捨】
・自宅にあった古い年分の確定申告の書籍