過去の数字も未来の数字も大事
過去の数字より未来の数字が大切
事業を続けていく上では
過去の数字を振り返るだけでなく
いかに未来の数字のイメージを
明らかにできるか
が大切だと考えています。
どんな売上になるか
やってみないと分からないから
とにかく売上が増えるように
営業に力を入れていこう。
と行動するにしても
そもそもどんな売上金額を目指すのか
イメージができていないと
どんな商品やサービスをどれだけ売るか
も決まりませんよね。
またどんな売上を目指すかが
明らかになっているからこそ
その売上を目指すために
経費をいくら掛けることができるか
も決めることができます。
未来の数字が大切である理由です。
過去の数字を正しく見ないと未来の数字も見誤る
未来の数字が大切とはいえ
過去の数字を見ることを
おろそかにしていい
という訳ではありません。
前期はいい業績を残せなかった。
だからといって
前期の数字として
いい業績を残せなかった理由
を確認することを放置
していたらどうなるでしょうか。
いくら前向な未来の数字の計画
を立てたとしても、
過去にいい業績を残せなかった
要因が解消できていなければ
思うような業績が残せない
状態が続くかもしれません。
過去の数字を正しく見る事で、
未来に数字を考える上で
解決しないといけない課題
も明らかになるものです。
売上は年々増加しているものの
経常利益率が年々悪化している。
売上は一定水準をキープしているもの
粗利益率は下落傾向にある。
売上、利益は毎期コンスタントに
残しているものお金がなかなか
貯まらない。
こうした過去があるのに
心機一転、未来に向けて
新たな目標を目指して取り組もう、
というわけにはいかないですよね。
過去の数字をおそろかにせず
正しく見た上で
未来の数字を組み立てたいものです。
現在の経営判断の、ために加えて、将来分析できる数字になるように
お客様と会計データを
共有させて頂く中で、
事業の状況の変化に応じて
勘定科目や部門設定などを
見直していくことがあります。
売上のデータも「売上高」という
1つの勘定科目だけで記録するのではなく
「商品売上高」「製品売上高」・・・
など分類別の売上高が記録できるように、
さらに「A部門」「B部門」といった
店舗や部門別での管理ができれば
「A部門」-「商品売上高」
「A部門」-「製品売上高」
「A部門」-「○○売上高」
「A部門」売上高合計「B部門」-「商品売上高」
「B部門」-「製品売上高」
「B部門」-「○○売上高」
「B部門」売上高合計
と現状の把握ができるようになり
将来、過去を分析するためのデータ
を蓄積していくことができますよね。
どうすれば分析できるデータになるか
という視点で会計データを記録すること
をお勧めします。
【編集後記】
事業復活支援金のサポートと平行した
5月申告業務は負担が大きかったですが
なんとか昨日無事終えることができました。
事業復活支援金については
一部、申請のサポートが残っていますが
今後もこうした臨時業務があること
を想定して仕組みや体制を
考えていかないといけませんね。
【昨日の1日1新】
・媽媽菜館 六花 デリバリー