事業資金の返済予定表が重要資料である3つの理由。

未来のための情報が詰まっています。

20210219

返済予定表はとても大切な資料

お客様より

「銀行で事業資金の融資を受けることにしました〜」

と連絡を頂いたら
すぐにお願いするものが
返済予定表です。

返済予定表とは
いつから返済がスタートして、
利息はどれだけ支払うのか、
最終の返済期日はいつか、
が一覧表になったもの。

お客様が会計ソフトに入力した
データに誤りがないかどうか
を確認するためには
もちろん必要です。

それ以外にも
会社の決算申告時に
税務署へ提出する書類にも
その借入の残高や利率の情報を
記載するので
返済予定表が必要になります。

ただ、個人的には
これらの用途以外にも

返済予定はとても大切な資料

なんです。

事業資金の返済予定表が重要資料である3つの理由。

なぜ事業資金の返済予定表が
とても大切な資料かというと
3つ理由があります。

1.利益目標を決める根拠になる

返済予定表を確認することで
これから先半年や1年間、
借入によっては
数年後の最終返済期日までの
月々の返済予定額が記載されています。

次の1年間で
いくらの返済額が必要か、
も確認できるわけです。

例えば、
今年は年間で360万円の返済
をしないといけない。

と分かれば
手元に余裕資金がある場合を除いて
少なくとも360万円以上の利益
を残さないといけないわけです。

本当は減価償却や税金のことも
考えないといけませんが一旦ここでは
横に置いておきます。

利益目標を決めて、
売上目標を決める上では
返済予定表が欠かせませんよね。

2.事業資金を確保する検討材料になる

返済予定表を確認することで
当初の借入額がいくらで、
現在までにどれだけ返済してきたか、
も分かります。

当初1,000万円の借入をして、
現在の借入残高が400万円であれば
既に600万円の返済実績があるわけです。

その金融機関に対して600万円の
返済をした実績が残せたということ
でもあります。

すると、
手元の資金を多くして
事業の安定性を高めたいというときに、
既に返済実績のある600万円までの
融資を受ける、
という選択肢も生まれます。

金融機関からしても
返済実績があって、
事業の業績が順調に推移していれば
積極的に融資をしようと
考えてくれるのではないでしょうか。

3.利息を減らして利益を増やす

事業を初めてまだ間もないときの借入金や
数年前に融資を受けた借入金などであれば
利率も少し高いものになっている可能性
もあるはずです。

別の金融機関での借入金や
最近の融資を受けた借入金の返済予定表を
比べてみましょう。

利率引下げができないか
金融機関に交渉できそう借入が
あるかもしれません。

複数の借入金の返済予定表があれば
比べて確認することで
利率の引下げの交渉材料になったり
金融機関さんからの新たな提案を
受けるきっかけを作ることができます。

未来の数字を考えるきっかけ

借入金の返済予定表には
未来の数字の情報があります。

返済予定表が届いたら
PCでも、スマホでも
いつでもどこからでも確認できるよう
データで保存しておくことで
未来の数字を考えるきっかけ
にできますよね。

事業資金の返済予定表も
活用していきましょう。

【編集後記】

昨日の午前中は
有利サービスを申し込んで
zoomでスポットの相談を
させていただきました。

もやもやとしていたことを
とても分かりやすく教えていただき
スッキリしました(^^)

【昨日の1日1新】

・スポット税務相談(依頼する側)

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