何を指標に業績を確認するか。計画と指標の組み合わせで確認。

見るべきところは常に変わります。

20220107

売上高だけを見ていると・・・

売上が前年同月より増えた、減った。

売上の数字を
自社の業績判断の指標にしている
ケースも少なくありません。

売上の数字であれば、
経理処理を待たなくても
その月が終われば
すぐに確認できるケースが
多いと思います。

分かりやすい売上の数字を確認して
増えていればモチベーションも
上がるでしょうし、
下がっていることが分かれば
危機感を感じて挽回策も
考えることでしょう。

ただ、
売上高の数字だけを見て
業績判断をしているのであれば
要注意です。

何を指標に業績を確認するか。計画と指標の組み合わせで確認。

売上が前期に比べて増えたから
業績も順調だ。

売上が増えたことは事実ですが、
業績が順調と言えるかどうかは
また別の問題ですよね。

去年に比べて
売上は増えているけれど、
社員数が増えていて
1人あたりの売上金額を計算すると
前年より減っているかもしれません。

去年に比べて
売上は増えているけれど、
売上総利益(粗利益)の金額は
去年に比べて減っている。

去年に比べて
売上だけじゃなく、
売上総利益も1人あたりの売上金額
増えているけれど
家賃や広告宣伝費が増えているので
経常利益は去年より減っている。

こうした状況であれば
売上が増えているからといって
必ずしも業績は順調とは言えませんよね。

売上の数字は業績を確認する上で
大切な指標の1つですが、
何を指標にして業績を確認するかは
計画の数字と売上を含むいくつかの指標
で確認した方がいいです。

売上だけでじゃなく粗利益額も
当初の目標をクリアしているかどうか。

原価率が当初の想定より悪化していないか。

現預金残高と借入金残高の推移を確認する。

店舗別、商品別の売上、売上総利益の
目標値と実績値を確認する。

それぞれの企業、事業の
それぞれのタイミングによって
何を指標にするかは変わります。

だからこそ何を指標にしていくか
を先に決めて確認していかないと
いけませんよね。

事前に期待値を設定する

どんな指標で業績を確認するとしても
事前にどんな期待値を設定していたか
が分からないと
業績の良し悪しも判断できません。

事前の期待値を上回ったとしても
下回ったとしても、
結果そのものよりも
なぜ上回ったか、なぜ下回ったかを確認して
どんな行動につなげたか
を振り返るようにしたいものです。

【編集後記】

昨日はこれから
個人への外注費支払い、源泉所得税
の管理をする上でいい方法がないかと
boardの発注管理を試してみました。

クラウド会計への連動や支払調書の作成
などが効率化できれば
有料プランも利用する余地がありそうですが
もう少し研究をしてみます。

【昨日の1日1新】
・boardトライアル

【お知らせ】
■佐竹正浩税理士事務所のサービスメニューはこちら
https://m-stax.com/services/

■税務顧問、税務相談などのお問い合せはこちら
https://balance-blog.com/inquiry/

feedlyでの購読はこちらからどうぞ
feedlyでの購読はこちらからどうぞ
follow us in feedly
記事を最後までお読み頂きありがとうございます!
ブログランキングに参加しています!
にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ
にほんブログ村