同時並行的に手を打っていきましょう。
京都市営地下鉄の増収作戦
「本日はコトキンライナーを運行しています。是非ご利用ください」
昨日、京都の地下鉄に乗っていると
こんなアナウンスがありました。
「コトキンライナー」とは
金曜日だけいつもの最終電車の
時間のあとにもう1本、遅い時間に
走らせる最終電車のこと。
いつもの最終電車が23時55分発なら、
その電車の後にコトキンライナーが
24時25分に出発するんです。
金曜日だけでもあれば便利ですよね。
京都の地下鉄は1981(昭和56)年に開業して、
その翌年から33年間赤字が続いていたんです。
それが2015(平成27)年に34年ぶりに
黒字になりました。
京都に来る外国人環境客が増えたことなど
さまざまな外部の要因はあると思います。
けれど、京都の地下鉄自体もいろいろな
増収作戦を打っています。
利用者の利便性を高める
「コトキンライナー」
もその1つです。
他にも2路線ある地下鉄の乗り替え駅
で全ての路線の最終電車を同時に停車させて
乗り替えを便利にする
「シンデレラクロス」
を取り入れたり。
各駅に駅ナカのお店を設置して賃料収入
を確保したり。
それによって増収につながり
赤字から黒字への回復も
実現したんですよね。
京都の地下鉄は近鉄電車にも
乗り入れしているので
近鉄奈良駅にも登場しますね。
利益アップ作戦は1つに頼らない。コトキンライナーだけじゃない。
京都の地下鉄の増収作戦
はまだまだ他にもあります。
平成29年度のバスも含めた
利用客増加に向けた3年間の
アクションプラグラムの数は
361個もあるんです。
コトキンライナーだけじゃありません。
イベントの開催だったり、
まちづくりやPRだったり
いろんな角度からの作戦が
あるんですよね。
一方で
1つの会社や事業者の
利益アップ作戦の数
ってどれくらいあるでしょうか?
利益アップ作戦って
1つに頼らず
どれだけ手を打っているかによって
結果も変わってきます。
売上を増やすだけでも、
- 新規のお客さんの数を増やす
- 1回あたりの取引金額、客単価を増やす
- 既存のお客さんのリピートの頻度を挙げる
大きく3つに分けて考えると
いろんな作戦が思い浮かぶはずです。
利益を増やすと考えれば、
- 仕入する商品や材料などをいかに抑えるか
- 無駄な経費をなくす
- 給料などの人件費を下げず仕事の効率化に取り組む
さらに作戦の種類は増えます。
それぞれでどんな作戦を取るか、
作戦を増やして、
その作戦をいつ、だれが、どうやって
取り組むのかをアクションプラン、
行動計画に落とし込む。
あとは、それを誰かと共有して、
社長の頭の中だけのものにしないこと。
そうすれば、結果は必ず変わりますよね。
まとめ
利益アップ作戦の中でも
特に売上アップについては
うまくいくこともあれば
うまくいかないことも
あります。
だからこそ
利益アップ作戦は1つに
頼らないこと。
利益アップを目指すのであれば
複数の利益アップ作戦を立てて
それを必ず実行することですね。
【編集後記】
京都のコトキンライナーは
便利ですけど、
早起きをするようになった
今の生活だと
おそらく乗ることはないですね(^^;
【昨日の1日1新】
・密家珈琲店
【昨日の1日1捨】
・Googleフォトの不要写真