繰越利益剰余金を積み上げよう。会社のどんな歴史を作りたいですか。

設立以来の実績が残ります。

20200727

決算報告会で確認して頂くこと

会社の決算や税金の申告終了後に
行うことが決算報告のミーティング、
決算報告会です。

決算報告会では
今回の決算の振り返りと
来年の決算に向けての目標や課題の
確認を行います。

今回の決算の振り返りについては
訪問の度に決算の予測数字を
確認して頂いているので
とりわけ新しい話しをすることが
ほとんどありません。

ただ、
決算時点での貸借対照表、
会社の資産や負債がどれだけあるのか
の確認をして頂いています。

あくまで決算日時点の情報なので
決算の報告を行うタイミングでは
数字も変わってしまうわけですが、
この数字が会社の歴史として残り
金融機関などでの評価材料になるので
経営者として確認しておかないと
いけませんよね。

繰越利益剰余金を積み上げよう。会社のどんな歴史を作りたいですか。

決算時点での貸借対照表の報告で
何を確認していただくかというと

・現預金がどれだけあるか

・これから回収予定の売掛金がどれだけあるか

・固定資産として挙げられているものの内容

・借入金の内訳(金融機関、代表者など)

などがありますが、

繰越利益剰余金の金額

を必ず確認して頂くようにしています。

202020727_2

繰越利益剰余金という項目は

会社設立以来、どれだけ利益を残してきたかの累計金額

を表す項目です。

毎年100万円の利益を
コンスタントに残し続けて
10年経過すれば
繰越利益剰余金は1,000万円
になります。

その翌年、500万円の赤字になれば
繰越利益剰余金は
1,000万円-500万円=500万円
です。

この繰越利益剰余金の金額は
その金額のお金が残っているわけ
ではなくあくまで計算上の数字に
過ぎません。

ただし、
会社がどれだけ利益を残し続けてきたか
の歴史を表してくれるわけです。

もし赤字ばかりが続いていれば
繰越利益剰余金がマイナスになりかねません。

そのため、
経営者の方にお伝えしていることは

この繰越利益剰余金を積み上げていきましょう

ということです。

継続して利益を残していけば
お金の残すことにもつながるので
会社の安全性も高まりますし、
経営者自身が理想の経営が
しやすくなります。

金融機関も見ている

この繰越利益剰余金は
金融機関も確認する項目の一つです。

例えば、融資を受けるたに
新しく金融機関と取引を始める場合には
通常、過去3期分の決算書を提出することに
なります。

そのため過去3期の利益状況しか
確認することができません。

けれど、
繰越利益剰余金を見れば、
過去3期より前に
どれだけ利益を積み上げてきたかも
分かるわけです。

・ここ3期で急激に業績が改善した

・過去から順調に利益を残してきただろう

1年1年の結果ではなく
毎年の積み重ねである繰越利益剰余金を
どんな金額にしていきたいでしょうか。

【編集後記】

昨日は当初予定していたことが
雨などの影響で中止になったため
コンタクトレンズの購入に出かけて
その後は事務所へ。

残っていたタスクも進めることが
できて良かったです^^

【昨日の1日1新】
・牛カツ京都勝牛 
・京都ステーションループバス

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