資金安全損益分岐点を社員さんと共有する。

どの分岐点を確認していますか。

20191129

社員さんにも伝えること

お客さまによっては
経営者の方だけでなく
社員さんとのミーティングを
させて頂くこともあります。

経営者の中には
社員さんにも経営の数字を
知ってもらった方がいい、
という方もいるんですよね。

毎月の売上金額だけでなく、
原価や経費、利益がいくら
残ったかまでを共有している
先もあります。

ただ、経営者にとっては
経営の数字を共有することには
覚悟が必要だと思うんです。

業績が悪くなれば
社員さんも不安になりますしね。

でも、
毎月、会社の数字を伝えていれば
何か変化があったときにも
社員さんにも素直に伝えることが
できますよね。

例えば、
思うような利益が残せない場合に、
すぐにお客さまの数が
減ってきているのか、
客単価が下がっているのか、
あるいは見直す経費があるのか。

数字を共有していれば
社員さんを巻き込んで
すぐに改善策を考えて
実行できますよね。

資金安全損益分岐点を把握する

ミーティングでは
会社やお店の数字については
経営者の方に代わって
私から説明させて頂くことが
多いです。

資料を使って、
先月の状態、
今期の累計の実績、
前年同月との比較、
を確認して頂きます。

売上に関しては
客単価や客数まで
確認して頂きます。

あとは
全体のお金の流れや
利益状況については
こちらで説明しています。

お金のブロックパズル(繰越金まで)

西順一郎先生のSTRAC表を元に作られた
和仁達也先生の「お金のブロックパズル」

社員さんに対しても
税金の支払いや借入金を返済し、
将来の設備投資のためのお金、
万が一のときのお金
を貯めるためには
利益が必要であることを
お伝えしています。

利益を残して、
お金が残るようにするために
必要な売上金額を
お伝えするんです。

よく、

「損益分岐点売上高」

という
黒字と赤字の境目となる、
つまり利益がトントンになる
売上金額を目安にされる
ことがあります。

ただ、これだと、
借入の返済ができなったり、
将来のためのお金を残すことが
できないんです。

だからこそ
お金を増やすために
必要な利益が残る売上金額である

「資金安全損益分岐点」

を把握しておく必要があります。

名前は勝手に付けました。。

この売上目標を達成しないと
会社やお店が続かない。

社員さんにもそれを知ってもらうと
売上を確保する意味が伝わりますよね。

その目標を達成しないと、
自分たちの給料やボーナスが
出なくなる可能性があるわけです。

数字を共有することは覚悟の表われ

社員さんと経営の数字を
共有することには
メリットもありますが、
業績が悪くなったときに
不安に思われるというデメリット
もあります。

ただ、

社員さんと経営の数字を共有する

ということは
経営者の覚悟の表れでも
あります。

社員さんが不安になるような
数字を残さない。

そんな覚悟があるかどうか
だけでも、
経営者自身の行動が変わり、
会社やお店の数字も
変わるものです。

「社員が思うように動いてくれない」

と感じているなら、

「経営者がまず動いて、覚悟を決めて数字を共有する」

ことから始めるの1つです。

【編集後記】

先月10月の決算申告の納税から
ダイレクト納付での納税を
実施しています。

税理士側は納付書という紙を
送る必要がなくなりますし、
お客さま側も金融機関で
税金の支払いをする必要が
なくなります。

こういった双方のメリットになる
省力化は進めていきたいですね^^

【昨日の1日1新】

・特になし

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