売上基準を持つか、利益基準を持つか。フランチャイズでは特に注意。

どちらの基準で考えていますか。

20190716_1

フランチャイズに加盟する際の注意点

ビジネスを立ち上げる方法は
いくつかありますよね。

自ら新たな事業を
立ち上げる方法もあれば、
大手フランチャイズチェーンの
1つとして既にある事業として
新たなお店を立ち上げる方法
もありますよね。

フランチャイズに加盟して
事業を立ち上げる場合、
フランチャイズの本部に
ロイヤリティーを支払う
ことがあります。

ロイヤリティーとは
フランチャイズのブランド名を
使用することなどに対する
使用料のこと。

よくあるのが、
毎月あるいは毎年の売上金額の
○%をロイヤリティーとして
支払うパターンです。

ロイヤリティーが5%とすると、
100万円の売上があれば5万円、
1,000万円の売上があれば50万円、
1億円の売上があれば500万円
の支払いが必要になるわけです。

あとの残りの95%で
経営のやりくりをしないと
いけません。

なかなか厳しいですよね。

これから
フランチャイズへの加盟を
考えている方は
よくよく注意してもらいたい
ところです。

売上基準を持つか、利益基準を持つか

このフランチャイズの
売上に対するロイヤリティーが
厳しいものだと感じるところが

利益があるかどうか関係なく売上に対して発生する

ということ。

材料が高騰したり、
人件費や経費が多く掛かっても
ロイヤリティーを支払わないと
いけません。

売上を増やせば増やすほど
支払うロイヤリティーも
増えていきます。

一方で、
フランチャイズの本部からすると
加盟店が売上を増やせば増やすほど
ロイヤリティー収入が増えますよね。

そのため、
本部は加盟店に対して
利益を生み出せているかどうか、
は別として

とにかく売上を増やすこと

を求めてきます。

あくまで売上基準だということです。

その本部の求めに対して
加盟店が売上を増やそうと努力する。

営業エリアを拡大して、
営業の量を増やして、
人を採用して、
仕入れを増やして。。

売上は増えるかもしれませんが、
それ以上に支払うお金が増えたり
人の問題が増えたり、
経営の難易度は高まっていきますよね。

しかも、
本部へ支払うロイヤリティー
は増えていきます。。

だからこそ
売上基準は捨てて、
利益基準を持つことが
欠かせないわけです。

自社が必要な
利益はいくらか、
人件費やその他の固定費を
まかなうために
自社に必要な粗利益は
いくらかを把握する。

売上を増やすことで
経営が苦しくならないためにも
利益基準を持っておきたいものです。

必要な利益は経営者が決める

経営者自身が
売上基準を捨てて
利益基準を持つこと。

それによって
周りに左右されない
本当に必要な売上の目標も
見えてきます。

目指せ年商○○億円!

と考える前に
どんな経営が理想か、
自身を含めそこで働く人が
どんな状態になればいいか、
そのために利益、粗利益が
いくらあればいいか。

経営者が必要な利益を
決めるところから
スタートしたいですね。

【編集後記】

昨日は家族で
大宮交通公園に行ってきました。

こちらは
ゴーカートに乗りながら
交通ルールを学ぶことができる
人気の公園なのですが、
再整備により今年9月で閉園予定
となっています。

ゴーカートもなくなる予定のようですが、
なくなる前に子供と乗れてよかったです(^^)

今からでも存続させて
欲しいものです(^^;

【昨日の1日1新】

・次男と大宮交通公園のゴーカート

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