2つの売上目標を持つこと。理想と必達。

明らかにすると行動しやすいです。

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売上目標を伺います

これから事業を始める、
そんなご予定の方から
ご相談を受けることが
よくあります。

ご相談の内容は
人それぞれですが、
私からはこれから始める事業の
お金の流れや利益の構造を
確認させて頂くんです。

想定される
お客さんの数と客単価で、
売上の見込額が出てきますよね。

お客さんの数については、
飲食店や美容室などのお店なら
席数が何席あって、
その座席のうち何割が稼働して、
1日、お客さんが何回転するか、
1ヶ月の営業日数は何日か。

30席ある飲食店で、
だいたい8割ぐらいの席が埋まり、
1日でお客さんが1回転半、
週1日の定休日で1ヶ月は26日営業する。

30席 ×0.8 ×1.5回転 ×26日 = 936人

1ヶ月で936人の客数が見えてきました。

あとは想定される客単価、
お客さんが平均して1回当たり
いくら払ってくれるか。

客単価が3,000円を想定していれば、
1ヶ月の想定売上は
936人 × 3,000  =  2,808,000円

1ヶ月の売上が出てくれば、
あとは原価がいくらぐらいで、
人件費や家賃や広告宣伝などの
固定費がいくらか、
借入の月々の返済はいくらかを
確認していくだけです。

利益が出る見込があれば
まずはOKですよね。

2つの売上目標を持つこと

売上目標はいくつありますか?

経営者の方に質問をした時に
返ってくる売上目標って
1つであることが多いんです。

けれど、
売上目標は最低2つは持っておくと
いいです。

その2つがどんな売上目標かいうと、

「理想の売上目標」と「必達売上目標」です。

理想の売上目標というと、
自分が受け取りたい給料を取れて、
社員に支払いたい給料やボーナスも
払うことができる。

さらに、
将来のための経費の支払いや
設備投資のための貯金ができて
借入の返済に苦労することがない。

これを達成できる売上目標です。

もう1つは必達売上目標。

自分が最低限受け取らないと
いけない給料、
社員と約束している給料、
必ず支払う家賃などの固定費、
借入の返済ができる利益。

利益がプラスマイナス0に
なるところではなく、
あくまで借入の返済がぎりぎり
できる利益を出せる売上目標です。

https://balance-blog.com/archives/5181

2つの売上目標ができると

まず「必達売上目標」
が分かることで
安心感が生まれます。

最低限、これだけの売上を
確保すればいいんだ、
と思えますよね。

さらに、
月の途中、年の途中に
「必達売上目標」をクリア
することが分かれば、
あとは売上が増えるごとに
利益が増えていくわけです。

そして
「理想の売上目標」が
分かることで、
現状に足りないことも
見えてきます。

もっとお客さんの数を
増やすのか、
客単価を上げるのか、
あるいは
リピート率を高めるのか。

そもそもビジネスモデルに
限界があるのか、
新規出店が必要だ、などなど。

2つの売上目標を持つことで
今、何をやらないといけないか
がハッキリしますよね。

目の前の必達売上目標を
クリアするためなのか、
理想の売上目標に到達するための
将来に向けた準備なのか。

2つの売上目標を設定
してみませんか。

【編集後記】

昨日は終日、大阪で
お客様との2件の打ち合わせ。

それぞれのお客様がお知り合い、
かつ、ご近所ということで、
同じ日に打ち合わせしたほうが
私にとって効率が良いだろう、
と日程調整をして頂いていました。

こんな配慮をして頂けて
ありがたいです^^

【昨日の1日1新】
・串の坊 上本町YUFURA店
・フルーツジュースyoga
・カフェカバリエ 上本町店

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