見えていることを理由にしませんよね。
とりあえず10%アップには待った
「来期の目標はどんな感じですか?」
「とりあえず売上10%アップを目指します。」
「10%アップですね〜」
昔であれば、
経営者の方とはこんな
やりとりをしていたことが
ありました。
言われるがままに
売上10%アップでの
次の決算の見込利益と
税金の試算をしていました。
でも、
この10%アップには
何の根拠もありませんよね。
現状維持というのも何だから
10%増やしていこう、
ぐらいの気持ちかもしれません。
今であれば、
「とりあえず売上10%アップを目指します。」
と言われたら、
「まずは売上10%アップが必要か考え得てみましょうか」
と、待ったをかけますね。
達成できそうだから、を目標にしない
目標を立てましょう、
というと、
たまに
達成できそうだから
という根拠で
目標を立てようと
される方がいます。
人がどんな目標を立てようと
自由なので止める必要も
ないのですが、
お仕事で関わっている場合だと
少し話が変わります。
達成できそうだから、
という理由で立てた売上目標を
達成しても、
・税金や借入金の返済の支払いをするとお金が残らない
・将来の事業の拡大を目指しているのにそのためのお金の準備が進まない
という状況であれば
目標の見直しを提案します。
達成しそうかどうか、は
ひとまず横に置いておいて
利益を出して税金の支払い、
借入金の返済をするために
最低限クリアしないといけない
売上を試算してみる。
あるいは、
本当に実現したい状態を
明らかにしてから、
その状態を実現するために
必要な利益から売上目標を
逆算していきます。
達成しそうだから、
で目標を設定するのは
やめましょう、
とお伝えします。
そもそも
リスクをとって事業を
経営しようとするからには
実現したいことが
あったはずですよね、と。
なんのために事業をするのか?
「なんのために事業をしていますか?」
もし、今そう聞かれたら
何て答えるでしょうか。
生活のため、
社員のために
今いるお客さんのために。
自分が実現したいことを
実現するため、
自分のため、
という視点が
抜け落ちていたり
しないでしょうか。
なんのために事業を行うのか、
ミッションとも言われますが、
このミッションが明確になっていれば
達成しそうだから、で
目標を決めることはなくなりますよね。
【編集後記】
昨日も終日事務所にいながら
お客さまの研修準備など、
もくもくと業務を進めていました。
できるときに業務の前倒しを
進めておきたいですね(^^)
【昨日の1日1新】
・ButterflyBoard Pro A3をプロジェクター代わりに使用
・達人のあるツールのインストール