提供するものは試算表?何を提供しますか?

形のあるものだけではありません。

20190324

試算表を出すことがほとんどありません

税理士事務所や会計事務所が
行うサービスの代表例と言えば、
毎月など定期的にその時点の

「試算表」

をお客様に提供することです。

「試算表」とは月別あるいは
その時点までの累計期間での
仮の決算書のようなもの。

現預金、売掛金がどれだけあって
これから支払う買掛金がいくらあった
借入金がいくら残っててという
貸借対照表の情報だったり。

売上、経費、利益といった
成績を表す損益計算書の情報が
載っているものが「試算表」です。

そのため、
お客様のところに訪問する際に
「試算表」を持参してお渡ししする。

お客様のところに訪問はしないものの
「試算表」をお客様にメールなどで
送るケースもあります。

いずれも
お客様から領収書や請求書の一式を
預かって会計ソフトへの入力をする、
あるいはお客様が入力した
会計ソフトの情報をチェックする
などして「試算表」を
完成させるんですね。

でも、
実は私は
この「試算表」をお客様に提供する、
ことをしていません。

とはいえ、
決して、サボっているわけでは
ありませんよ。。

提供するものは試算表?何を提供しますか?

お客様に「試算表」を提供することが
毎月の仕事のゴール。

そう位置づけされていれば、
「試算表」を完成させて
メールなどでお客様の手元に
届ければ仕事も完成です。

あと、その「試算表」を
お客様側でどうするかは
お客様次第になります。

場合によっては
その「試算表」を
見ていないお客様だって
いるかもしれません。

「試算表」って
見慣れた人でなければ
数字の羅列でしかないので、
見るのが嫌、という人も
いるかもしれませんしね。

そのため、
「試算表」を提供することは
基本的に行っていません。

何を提供するかというと、

・経営状況の問題がないかどうかの状況

・改善した方がいい数字上の問題点

・決算までの見込の利益、納税額

・対応しないといけない経営課題の整理

といったものを提供するんです。

だから数字の羅列の「試算表」よりも
こうしたビジュアルで成績や決算までの
見込額を伝えたり。

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西順一郎先生のSTRAC表を元に作られた
和仁達也先生の「お金のブロックパズル」
を活用して数字だけでなく
イメージで確認して頂いています。

他にも
計画どおり決算まで進んだ場合の
売上、利益、納税額の見込額を
確認して頂いたりもします。

あとは、これまでお聞きしている
経営上の課題事項に対して、
今、どんな取り組みをしていて
これからどうしてくのかのという
お話しをお聞きし、課題を整理して
いく時間を作ったりします。

数字を見てもらうことではなく、
数字を見て判断して行動してもらうこと、
を提供したいと考えているので
数字に関しても伝わる状態、
つまり理解していただけることを
目指しているんです。

何を提供するかで価値が決まり、価格が決まる

サービスを提供する仕事でも
モノを販売する仕事でも

何を提供するかで価値が決まり、価格が決まる

わけですよね。

「試算表」を提供する。

だけでは終わりたくないので、
経営判断につながり、行動して頂くための
情報を提供しますし、
実際に会って話しをする時間を取ることで
価値を提供しています。

何を提供しているか、
を考えると
何を提供したほうがいいのか、
何が求められているのか。
何が喜ばれるのか、
を考えることができますよね。

【編集後記】

昨日は、泉佐野市の
ふるさと納税サイトを
利用してみました。

3月末までのサイト
とのことですが、
「ふるさと納税」
のあり方は
考えさせられますね(^^;

【昨日の1日1新】

・しゃぶ葉

・ふるさと納税サイト「さのちょく」

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