社内と社外に資金を貯めて有事に耐えられる環境を作る

積み上げ続ける仕組みはありますか。

20200714

雇用を維持できなかった

コロナの影響の中、経営を維持するため
社員さんを解雇せざるを得なかった。

あるところで経営者の方の
こんなコメントを目にしました。

社員さんの立場からすると
この状況で解雇されてしまうと
次の就職のハードルがとても
上がっているはずです。

ただでさえ、
一部の業種を除く多くの企業が
採用に慎重になっている
タイミングです。

なんとか雇用を維持して
頂きたかったなと感じるとともに
やはりこうした有事に対する備えを
どれだけ持っておくことができるか、
が経営者には問われますね。

社内と社外に資金を貯めて有事に耐えられる環境を作る

新型コロナウイルス感染症の
ような予想もできない事態は
また別の形で今後もいつ訪れるか
分かりません。

その特に会社やお店を
救ってくれるものは
やはりキャッシュ、お金の他にありません。

日々、利益を残して
いかにそのキャッシュを残していけるか、
今後の事業の経営では
より重要な課題になります。

じゃあ、どのように
キャッシュを残していくか、
ですが、

その方法は

・社内で預金残高を増やしていく

ことだけとは限りません。

社内と社外に資金を貯めていく
有事に耐えられる環境を作って
いきましょう。

社内にお金を残す方法であれば、

・積立預金を利用して毎月強制的にお金を積み立てる

・普段利用しない預金口座にお金を移動する

といった方法があります。

社外にお金を残すのであれば、

・役員報酬として経営者に給与を支払い個人でお金を貯める

・役員個人が小規模企業共済に加入する

・倒産防止共済に加入する

・生命保険に加入する(積立型でなくても、掛け捨て型で万が一の時のための保険金を用意する方法でいい)

といった方法があります。

どれも特に目新しいことではありません。

ただ、
これらに取り組んでいくためには
安定的に利益を残しつつ、
仕組みを用意して、手続きをして
貯めていく必要があるので、
全ての企業が実施できているものでも
ありませんよね。

お金とともに目に見えないストックも

事業を経営する上で
将来起こりうる有事のために
お金を貯めることは
欠かせないことです。

ただ、お金を貯めること
だけに終始するのではなく
目に見えないストックを
作っていくことも
併せて行なっていく必要がある
と考えています。

知識やノウハウを貯めること、
人と人との関係性をよりよくすることで
信頼関係を築いていくこと、
社会に貢献する取り組みを
積み重ねること、
誰かに役に立つことを
発信し続けること。

お金だけでなくこうした
ストックを作っていくことが
有事においても
効果を発揮するのでは
ないでしょうか。

【編集後記】

昨日は初めてお会いする方との
ミーティングでした。

コロナの影響でこれまで
効果があったものでも、
今後はどうなるか分からないことを
改めて確認できました。

本当に必要なものは何かを
よく考えないといけませんね。

【昨日の1日1新】

・初めてお会いする方とのミーティング

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