適度に頼っていきましょう。
植物図鑑アプリを使って植物探し
昨日の午後は息子達たちと
ある植物を探すために
京都御所へ出かけました。
なかなか簡単に見つかるものでもなく、
仮にそれらしいものがあったとしても
探している植物かどうかの判断が
難しかったので、
スマホの植物図鑑アプリ
を使って探すことにしました。
植物図鑑アプリとは
スマホのアプリから
植物の写真を撮ることで
その場でAI(人口知能)が何の植物か
を判定してくれる
というものです。
お目当ての植物は
見つからなかったものの
息子たちは
「これはサトザクラね~」
「これは何だろう?」
と興味津々で
いろいろな植物の写真を撮っては
アプリで確認して楽しんでくれました。
AIに仕事を奪われないために、AIを疑うスキルを高める
この植物図鑑アプリのように
AIを使うことによって
この植物が何かを調べること
がなくなるわけですよね。
よく
「AIによって仕事が奪われる」
ということが言われたりしますが、
人が何かを調べる仕事
も内容によっては
なくなる可能性がある
わけです。
税理士の分野でも
クラウド会計のアプリで
領収書の写真を撮影することで
・日付
・取引先名
を記録してくれて、
・勘定科目
の判定までしてくれます。
ネットバンキングや
クレジットカードから
取込まれた明細に対しても
取引先の名称をもとに
勘定科目を推測してくれたり
もしますよね。
そして、間違いがなければ
そのまま取引を登録して
会計データを作成していくことが
できてしまいます。
けれど、ここで
AIを疑うスキル
がないと間違ったものを
間違ったままにしてしまう
リスクが生まれてしまいます。
AIを疑うスキル
とは
「AIを使う前に疑うこと」
「AIを使いながらもAIの判断を疑うこと」
の2つだと考えています。
そもそもこの業務に
このAIを利用したアプリ・ソフト
を使っていいのかの判断を
する必要あります。
誰が使うか、
どんなアプリ、ソフトなのか、
どういう仕組みで判断されるのか、
によって使う方がいいのか
使わない方がいいのかを
考えること。
そして、
そのAIによる判断結果に対して
疑ってみること、
AIを使う条件が正しいかどうか、
使い方を間違っていることがないか、
正しい結果が得られているのか。
AIを使うべきなのか、
AIの判断をそのまま利用していいか、
はAI自身には判断できませんよね。
最後は人の判断
いくらAIが活用できるから
といっても、
AIを活用すること自体、
AIの判断結果を採用するかどうか
は人の判断に委ねられています。
AIに頼りっきりになるのではなく
人の判断のもとにAIを活用する、
AIとの距離感を保つことができれば
AIに仕事を奪われるということも
起こらないのではないでしょうか。
同じ種類と思われる
何枚かの葉っぱを
植物図鑑のアプリで
撮影してみたら、
撮影する度に違う植物の名前が
判定されました。
写真の撮り方やなどの
影響もあるのかもしれませんが、
結局、最後は人がどう判断するか
に頼らざるを得ませんでしたね。
【編集後記】
自然の中で
「これは何の植物?」
と聞かれても
ほとんど答える自信はないので
植物図鑑のアプリのAIには
引き続き頼りっぱなしになります。
この植物が何か、を調べる仕事は
AIに奪われたままにしておきます(^^;
【昨日の1日1新】
・息子達と京都御所である植物探し