事前の確認と準備ができれば怖くありません。
そんなに税金支払えません・・・
税理士が
お客様の決算を行い
税金の計算をして
その金額を報告を受けた。
そして、税金の金額を確認すると
「そんな金額、支払うことはできない・・・」
こう感じたことはないでしょうか。
税理士の立場からすると
依頼された決算をして
税金を計算を行っているから
問題ない。
と考えている税理士の方も
ひょっとするといるのかもしれません。
ただ、
こうならないように
決算の前から税金の試算を行い、
お客様に必要なお金をご準備頂くように
話しをしていくことが
必要だと考えています。
税金の支払いに困る
ということは
事業の経営にも大きな影響を与えてしまう
ということでもありますよね。
税金支払い用の預金口座や管理口座を開設しよう。納税の試算も欠かせません。
決算をして税金の支払いに
困らないようにするために
必要なことは
事前の税金の試算
とともに
税金を支払うためのお金を普段から準備しておく
ということです。
まずは
事前の税金の試算です。
会社であれば法人税、
個人事業主であれば所得税、住民税、個人事業税、
共通して発生する消費税。
顧問税理士がいるようであれば
次回の納税金額を概算でもいいので
教えてもらうようにしましょう。
顧問税理士がいない、
聞くことができない状況
であれば、
まずは前年の納税金額と同じ金額
でもかまいません。
売上や経費に大きな変動がなく
大きな設備投資などない、
繰越欠損金の影響がない
状況であれば前年の納税額が
大きく変わる可能性も少なくなります。
そして税金支払い用の預金口座を
日常の売上の入金や経費の支払い口座とは
別の口座として用意して、
その口座に必要なお金を定期的に
移していきます。
もちろん一度に税金支払い用口座に
必要なお金を移しておいても構いません。
税金支払い用の口座のお金はないものとして
日常のお金の出入りを管理していけば、
決算時や中間の納税時に
税金を支払うことができない、
ということも回避することができます。
税金支払い用の口座はどのように作る?
税金支払い用の預金口座は
現在、使用していない口座があれば
その口座を利用しましょう。
金融機関には
「納税準備預金」
という税金支払い用のお金を貯める口座が
ありますが、
普通預金の口座で問題ありません。
あとネットバンキングであれば、
新規に口座を開設しなくても
「管理用口座」といつ通常口座とは別管理の
口座を作ることができるところも
あります。
住信SBIネット銀行でれば
「目的別口座」として通常の口座とは別管理
ができる口座を無料で開設して、
預金金額の目標を設定して達成率の管理
などもできます。
・次回の税金の試算を行う
・税金支払い用のお金を管理する口座を用意する
・定期的に税金支払い用の口座に入金する
こうした流れを作るためにも
毎月の利益から税金支払い用のお金を
確保できるように
お金の出と入り、キャッシュフローを
確認することがスタートになりますね。
【編集後記】
昨日の午後はお客様のところで
打ち合わせ。
来年3月の決算時の利益と納税見込額を
確認していただきました。
次回は12月に打ち合わせ。
また決算時の利益と納税見込額は
変わると思いますが
打ち合わせの都度確認頂くことで
社長の頭の中にも
「次回の納税額」
のイメージを持っていただけますね。
【昨日の1日1新】
・とくになし