勘定科目って悩みますよね。どう決める?何が正解?

勘定科目に関する質問をよく受けます。

20160126

勘定科目に悩まれる方が多いです

「○○の支払いは、
どの勘定科目になりますか?」


お客さまやお客さま以外からも
よく聞かれる質問です。


ちなみに「勘定科目」とは
「給料手当」とか
「福利厚生費」とか
「通信費」といった、
何の支払いをしたか、
どういう取引きをしたかを
集計する項目のことです。


事業を始めて
自分で確定申告をする方、
会社の経理をする方にとっては
「勘定科目」の判断は
避けて通れません。


とは言っても「勘定科目」の判断、
悩みますよね。


簿記の勉強をしていれば
理解はできますが、
そうでなければ、
何の支払いが、どの取引きが
どの「勘定科目」になるかは
なかなか把握できません。

悩まないよう勘定科目に対するイメージを変える

勘定科目をどうすればいいか迷う、
勘定科目が分からず経理作業が
ストップする、
こうなると経理業務や確定申告から
目を背けたくなりますよね。


そんな悩みが少しでも減るよう
「勘定科目」に対するイメージを
変えましょう。


ポイントは次の4つです。

1. 勘定科目は大きく外してなければいい

勘定科目にはこれにしないといけない、
といった法律はありません。


勘定科目が多少間違っていたとしても
税務署から指摘を受ける訳でもないです。


なので、勘定科目は大きく外してさえ
なければいいです。


経費なのに経費じゃない勘定科目
にすると利益が変わり、
税金の負担も変わるのでそこは
間違いないようにしないといけませんが。


従業員への給料「給料手当」なのに、
「消耗品費」で集計する、
といった明らかな間違えさえなければ
いいです。


経理をする上で守った方がいい
会計のルールもありますが、
勘定科目をどれにするかといった
細かいことまでは決められていません。


勘定科目は
大きく外してさえなければいい、
と考えたら楽になりませんか?

2. 大事なことは勘定科目によって取引の内容がイメージできること

大事なことは、
その勘定科目でどんな取引が
集計されているか、
取引の内容がイメージできることです。


そのためには会社として、自分自身が
イメージできる、しっくりくる
勘定科目を決めてください。


例えば、車やバイクのガソリン代、


・ガソリン代の金額を把握したいから
「燃料費」にする。


・車に関する経費を把握したいから
修理代なども含め「車両費」にする。


・それほど金額が多くないので
「消耗品費」にする。


どれも間違いではありません。


大事なことは
あとから決算書や確定申告書を見たときに
この勘定科目はこんな取引が集計されている、
そんなイメージができることです。


お客さまへ提案している内容だと、
広告会社に支払う金額も
自社や自身の商品、サービスの宣伝なら
「広告宣伝費」を使って、
求人広告など採用に関するものなら
「採用広告費」(人件費)と
勘定科目を分けて頂くことがあります。


こうすることで人件費の割合を正確に
把握することができますよね。

3. 年の途中で勘定科目を変えたり、毎年勘定科目を変えないこと

会社として、自分自身として
取引内容が分かりやすい、
しっくりくる勘定科目を決める場合に
注意して欲しいことがあります。


それは、
年の途中で勘定科目を変えたり、
毎年ころころと勘定科目を
変えないことです、


年の途中で勘定科目を変えると
1年経ったときにどの取引きが
どの勘定科目にあるか分からなく
なりますよね。


変えるとしたら年の最初からに
しましょう。


あと毎年ころころと変えていくこと
も避けましょう。


去年、一昨年に比べてお金を使いすぎたか
どうかという比較が難しくなります。

4. 勘定科目が分からなければ分からないことをアピールする(誰かに見てもらう場合)

会計ソフトへ入力した内容を
顧問の税理士さんなどにチェックしてもらう場合、
勘定科目が分からないときは
分からないことをアピールする科目を
選びましょう。


勘定科目が分からないときに、
その場で電話やメールしたと
してもすぐに答えが返って
くるかも分かりません。


勘定科目が分からないことを
アピールする科目を選んでおいて
ください。


何かの支払いなら「仮払金(かりばらいきん)」
何かの入金なら「仮受金(かりうけきん)」
といった科目です。


勘定科目を何ぶすればいいかは
後から教えてもらって
次からその勘定科目にすればいいですよね。


分からないからといって
何か適用な勘定科目を選んだ場合、
チェックする側からすれば
分からなくて適用に選んだか
どうかは分かりません。


分からない時は
分からないと伝えることが
大切です。

それでもどうしても悩むなら本やネットで調べる

それでも勘定科目をどうすればいいか
悩んでしまう、
という方であれば
本やネットで調べてください。


こんな本もありますよ。

まとめ

勘定科目での悩みは少しでも
減らして頂きたいです。


せっかく経理をするので
嫌なイメージを減らして
経営のための経理になれば
と考えています。


ちなみにこの記事の内容は
私自身がお客さまへお伝えする
内容です。


顧問税理士さんがいる場合、
それぞれのルールがあるので
違うと言われても
責任は持てませんので
あしからず(^^;


【編集後記】

今年の給与支払報告書や
法定調書、合計表の業務は
税務ソフトの移行期のため
お客様によって2つのソフトを
使い分けています。


その分手間は掛かるのですが、
来年以降の業務の効率化のために
乗り切ります。。

【昨日の1日1新】

・ブラザーベーカリー
ベリーベリーデニッシュ、シュガーリーフ


【昨日の1日1捨】

・事務所デスクにあった不要パンフレットいくつか

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