節税よりも資金繰り優先!

まずは止まって確認しましょう。

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どうにかして税金を減らしたい

私の事務所の場合、
お客様の多くが事業を営む
会社や個人事業主の方になります。

そのため、
打ち合わせの度に
今期の決算での利益や税金の
見込み額を確認して頂くように
しています。

特に、
決算1、2ヵ月になると
この決算の利益や税金の見込み額をもとに、
この方向性で決算を進めるのか、
新たな手続きや取り組みを行うのか、
をしっかり確認して頂くんです。

そして、
このときの経営者の気持ちとしては

「どうにかして税金を減らしたい」

という方向に傾くんです。

でも、
税金を減らすことを目的に
新しくモノを購入したりして
お金を使ってしまうと、
税金は減ったけど、
それ以上に手元のお金がなくなっては
意味がありませんよね。

節税よりも資金繰り優先!

決算で支払う税金を
減らしたいがために
お金を使って経費を使う。

税金を減らす結果に
つながったとしても
本当にそれでいいでしょうか。

預金残高に余裕があって
仮に1年間売上のお金が
入ってこなかったとしても
全く問題ない、
そんな状況であればいいと思います。

けれど、
税金を減らすことはできたけど、
会社やお店の預金残高も
余裕がなくなり、
毎月の給与などの支払いが
できるかどうかも不安。

となっていては意味が
ありませんよね。

あくまで
節税よりも資金繰りが優先なんです。

多少、税金が増えたとしても
預金残高をしっかり残していく方が
経営も安定していきますよ。

税金の試算とお金の試算はセットで

決算時点で見込まれる利益を
計算して税金の試算を行う。

全くやらないよりも
やった方がいいことです。

ただ、
このときに行って頂きたいことが
税金の試算とともに
決算時点のお金の試算を
セットで行う、ということです。

3月決算の会社が
3月末の利益とそこから
発生する税金を試算する。

その上で、
3月末のお金の残高も
試算してみるんです。

そのお金の残高から
税金を支払ったら
どれだけお金が残るか。

お金に余裕があるのであれば、
会社やお店にとって必要なことで
税金を抑える効果もあること
に取り組んでもいいですよね。

ひっとしたら
税金を支払うために
お金を借りないといけない、
なんてことも分かるかもしれません。

税金の試算の際には
お金の試算もセットで
行うようにしましょう。

【編集後記】

昨日の夜は3月決算の
お客様との打ち合わせでした。

決算の方針も決まり、
来年度の取り組みなども
話し合うことができて
有意義な打ち合わせになりました(^^)

【昨日の1日1新】
・メープルプリン

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