選択に悩むときに確認すること。その選択肢の時間軸は揃っていますか。

選択の難易度を下げる。

2021124_1

Aを選ぶのか、Bを選ぶのか

経営者の方からのご相談の中には

Aを選ぶのか、Bを選ぶのかで悩んでいる

といったものがあります。

A、Bいずれの内容にも
メリット、デメリットがあり
どちらを選ぶことができず
時間が経過してしまっている。

というケースもあるでしょうし、
そもそもA、Bそれぞれの
メリット、デメリットを把握すること
ができていないというケース
もあります。

理由があって選択をしない、
というのであればいいのですが、
選択しないといけないけれど
選択できない状況のまま時間が
過ぎていくことはもったいない
ですよね。

選択に悩むときに確認すること。その選択肢の時間軸は揃っていますか。

Aという選択をするのか、
Bという選択をするのか、
二者択一の選択をするときに
気をつけないといけないことは

本当にその2つの選択肢から選ばないといけないことか

ということです。

その2つ以外にまた別の選択肢はないのか、
その2つとも選択することはできないか、
といったことも確認しないといけません。

2つの選択肢について確認するときに
必要になることが

それぞれの選択肢の時間軸を確認すること

です。

例えば、事業の再建を図る場合に

A. 補助金制度を活用して新たな事業分野に進出する
B. 事業の引受けてを探して事業譲渡を行う

という選択肢があるとしましょう。

A.の補助金制度を活用する選択肢は
その補助金制度が用意されている期間でしか
取り組みができないものになります。

来年になったら同様の補助金制度が
あるかどうかは分からないのであれば
こちらは今、取り組むかどうかの
判断が必要です。

一方で
B. 事業の引受けてを探して事業譲渡を行う
となれば、決して今スグ取り組んだとしても
実際に事業譲渡に向けて動き出すタイミングは
2年後、3年後かもしれません。

そうするとこのA、B、2つの選択肢を
比較して検討することには
少し無理があるかもしれませんよね。

今スグ手続きに動きだす内容と
今スグ動き出したとしても
具体的な手続きが2、3年後になる内容です。

時間軸を踏まえて判断するなら

今、補助金制度を使って新分野の事業に進出するか、どうか

を判断する。

将来に向けて、事業譲渡に向けた調査を始めるかどうか、

を判断する。

それぞれについて判断を
すればいいですよね。

当然、将来、
事業譲渡を予定するかどうかによって
補助金制度を使った新分野の事業への進出
に取り組むかどうかの
判断も変わることだと思います。

今、目の前にある
選択肢の時間軸が揃っているか
を確認してみましょう。

もし時間軸がそろっていない選択肢に
なっていれば
その課題はもう少し整理する余地が
あるかもしれません。

決断するよりも自然に答えが見つかるように

時間軸が揃っていない選択肢の中から
モノゴトを選ぶことは難しいものです。

一方で、
選択肢の時間軸を揃えることができれば
判断しやすくなります。

今、取り組むか、取り組まないか。
1年後に取り組むか、取り組まないか。

判断が難しい選択肢
の中から決断して選ぶのではなく、
自然と答えが見つかるように
選択肢の時間軸に
着目しておきたいものです。

【編集後記】

昨日は朝に少し家事をした後
事務所へ出勤しました。

自宅に帰宅すると
息子達が電気を消して
妻と一緒に飾ってくれた
クリスマスツリーを点灯して
披露してくれました。

今年は早くから
ワクワクした気分を
味わえますね(^^)

次男は毎日クリスマスプレゼント
を悩んでいるようですが(^^;

【昨日の1日1新】
・石村萬盛堂監修 雪見だいふく×鶴乃子

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