便利な反面、注意することもあります。
労働保険の年度更新もあっという間に
労災保険や雇用保険の
労働保険の年度更新時期ですね。
1年分の給与情報を集計して
申告書を作成するという作業が
必要になります。
最近のクラウド型の給与ソフトの中には
この労働保険の年度更新が
簡単にできるソフトもあります。
毎月の給与計算をそのソフトで行うことで、
労働保険の年度更新に必要なデータが
給与計算ソフトに揃っている状態です。
あとは、更新時期にはソフトの内容も
バージョンアップが完了しているので、
ボタンを押すだけで今年度に必要な
集計表や申告書が作成されます。
時間にして30分もあれば
集計表、申告書の作成から
書類の郵送まで完了します。
これまでであれば、
集計作業や申告書の作成を
時間を掛けて行うか、
コストを掛けて社労士さんに
外部委託していたものです。
それが、あっと言う間に
完了してしまいます。
クラウドが中小企業にもたらすもの
労働保険の年度更新業務に対する
時間とコストの圧縮。
クラウドが中小企業にもたらすもの
の1つです。
自社で数時間掛けて行うことや
外部委託でコストが発生すること
を圧縮することで
時間やお金を生み出すことができます。
人員や資金が限られた中小企業こそ
こういったクラウドを利用して
生産性を高めつつ、
コスト削減も行い、
より本業に集中し、
より経営に役立つ仕事に
シフトしていった方が
いいです。
お金がないから自社で
時間を掛けて行う、
お金はあるけど自社に
ノウハウがないから
外部に委託していたこと。
こういったことも
クラウド型のサービスを
つかって比較的手価格で
時間を短縮しながら
自社でできるような
環境ができつつあります。
あとはこういった情報を
掴んで実践することですが、
自社で探し出すことは
難しいです。
その業務に関連する士業が
情報提供をすることを
していった方がいいですよね。
クラウドの効果を発揮するために注意すること
クラウド型ソフトを使って
手続を正確に早く終わらす
ためにはソフトの中の
ボタンを押せばいい、
だけではありません。
労働保険の例だと、
会社が新しい手当を追加したときに
労働保険の対象になる、ならないを
正しく判断してソフトの設定を
行っておく必要がありますね。
注意しておくことです。
間違った設定のままだと、
年度更新は早くできたものの、
後から誤りを指摘され、
追加の保険料の納付が
発生するかもしれません。
だからといって便利なソフトや
サービスを利用せず専門家に
依頼した方がいいとも
考えていません。
ソフトやサービスの使い方を
サポートすることで
専門家に作業を依頼しなくても
手続や計算の正確性を担保して
クラウドの効果を発揮したい
ものです。
まとめ
経営者が1人何役もこなしている
中小企業こそ、クラウドを活用して
時間を生み出す努力が必要です。
ただ、クラウドを活用するためには
正しい設定が必要なことも事実です。
だから正しく手続きするためには
専門家に依頼しましょう。
でも、いいのですが、
専門家が正しく設定することを
サポートしていけばいいですよね。
【編集後記】
給与計算ソフト、1つをとっても
社労士さんが勧めるものと
税理士が勧めるものが
バラバラのことが多いです。
それぞれにできる機能、
できない機能があります。
法律による壁もあるのですが
利用者にとってもっと
便利なものにならないかと
感じます。
事務手続きに時間が掛かることは
もったいないですよね。
【昨日の1日1新】
・カントリーマアム チョコレート
・Okoshiyasu2
【昨日の1日1捨】
・自宅書棚の不要書類