経費削減の計画は掛けたい経費を全て洗い出してから考える。

いきなり削減を進める前に。

20210226

来期は○○費を削減しよう

決算の振り返りや来期の見通しを
考えるときに

「来期は○○費を削減しよう」

と経費削減を考えること
があると思います。

普段からお金を掛けた効果を
得ることができていない経費、
価格改定などにより負担が
増えた経費
などは機会があれば
削減したいと考えるのは
自然なことです。

経営者であれば、
自社を黒字にするために
次年度は自らの役員報酬を減額する
といった方針を立てること
もあるかもしれません。

経費削減を考えることは
悪いことではありませんが、
それぞれの経費を
個別に削減する前に
行った方がいいこと
があります。

経費削減の計画は掛けたい経費を全て洗い出してから考える。

個々の経費を削減するときには

・毎月支払っている広告宣伝費のプランを下げよう
・A社との取引をB社に切替えていこう

と個別に考えることになりますが、
その前に行っておくことがあります。

経費の削減の前、

これから掛けたい経費を全て洗い出す

ということです。

新年度の計画を立てる際には
全ての経費を見直すことになります。

人件費であれば

・昇給の必要はないか
・新たな人材採用、給与の発生はないか
・賞与の支払いはどうするか
・福利厚生として取り組みたいことはないか

といったことを考えていくと
どれだけ経費の増減があるか
確認できます。

さらに、人件費以外の固定費、
通信費や広告宣伝費、家賃、消耗品費など
を1つ1つ確認していくことで

・削減できる経費とその金額

を確認するとともに

・増額したい経費
・新たに掛けたい経費

なども出てきますよね。

これから掛けていきたい経費を
全て洗い出すことができれば、
想定する売上や粗利益から
その経費をまかなうことができるか
も確認できます。

更なる経費削減が必要か、
無理をして経費を削減する
必要がないかなどは
個別ではなく全体で判断する
ようにしたいですね。

必要な経費まで削減しないように

利益を増やしていい決算書にしたい。

そのためにできる限りの経費削減を進める。

こんな考え方もあるかもしれませんが
必要な経費まで削減しないように
経費全体を見渡した上で、
売上や粗利益を見ながら考えるように
したいものです。

経費削減はできたけれど
経営者自身、社員さんの負担が増えて
これまでどおりの働きができない、
結果が生まれない、
となると本末転倒ですよね。

【編集後記】

昨日は午後から
Zoomで経理業務のサポート
を行いました。

が、経理業務のほとんどを
お客様が済ませておられたので
前回の経営ミーティングの延長戦
ができました(^^)

【昨日の1日1新】
・とくになし

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