利益だけでなくできればお金の流れまで
部門別会計の採用をお勧めしています
複数の店舗や複数の事業を
行っている場合には、
部門別会計の採用
をお勧めしていています。
例えば、1つの企業で
物販の事業と不動産賃貸の事業を
営んでいた場合。
2つの事業を合算した数字しか
見ていなければ
実態を確認することが
難しくなってしまいます。
物販の事業は赤字が
続いているけれど
不動産賃貸の事業のおかげで
会社としては毎期黒字決算が
続いている。
黒字決算が続いているために
赤字となっている
物販の事業の立て直しに意識が向かない
なんてことも起こりかねませんよね。
部門別会計を採用すると
物販事業での赤字がいくらあって
不動産賃貸事業の黒字がいくらなのか
も把握できるようになります。
経営を改善したくても
まずは実態をつかむことからですし、
そのためにも
部門別会計の採用は欠かせません。
部門別、事業別それぞれのキャッシュフローをつかむ
お客様に部門別会計を
採用して頂くことで、
経理をする上でどの部門の経費か
を明らかにして頂く必要があるので
多少の手間が発生するのは事実です。
けれど、それ以上に
部門別の売上、経費、利益の数字が
分かることで
より的確な経営判断ができるようになる
というメリットを得ることができます。
特定の部門、事業の数字だけが良くない
と分かればその部門、事業の改善に
集中することができますしね。
ただ、中小企業、個人事業が
取り組む部門別会計は
売上や原価、経費といった数字から
あくまで損益計算を行うことがほとんど。
各部門、事業別でどれだけの
お金を生むことができたか、
お金を失ってしまったか
キャッシュフローの計算までを
することはほとんどありません。
厳密な計算でなかったとしても
部門別、事業別それぞれのお金の流れ
キャッシュフローをつかむことができれば
どうでしょうか。
経営者自身だけでなく
その部門や事業に関わる方にも
必要な利益、売上はいくらなのかが分かり
そのために何をしないといけないか
を考える機会が生まれますよね。
部門別、事業別のキャッシュフロー
をつかむために使っているものは
この図になります。
※西順一郎先生のSTRAC表を元に作られた
和仁達也先生の「お金のブロックパズル」
会計ソフトの部門別の
損益計算の数字に加えて
店舗や事業に紐付く
・借入金の返済
・在庫の増減
・設備投資
といった情報を加えていくことで
完成します。
分析だけでなく行動へ
いくら数字の分析
ができたからといって
その結果から
何をするかのプランが生まれず
行動につながらなかったら
意味がありません。
分析のためだけに時間を使うことなく
プランを立てるため、行動するため
に時間を使える環境を整えたいですね。
【編集後記】
昨日はお客様の月次や
ミーティングの準備など。
社員さんとも数字を共有する
ミーティングがあるので
それぞれの社員に自分ごと
になって頂くための
準備をしていました^^
あとは当日伝わるように
進めないといけませんね。
【昨日の1日1新】
・賄い屋 忠兵衛