預金残高だけでなく、預金と借入の残高をセットで追いかける

借入金の残高把握していますか。

20200807

預金残高が増えたことによる影響

多くの事業者の方が
新型コロナウイルス関連の融資を
受けておられます。

今年の3月以降、売上が急減した
事業者の方であっても
この融資や持続化給付金を活用することで
事業を続けることができる環境に
なっているのではないでしょうか。

特に新型コロナウイルス関連の融資制度では
各事業者がこれまで受けたことがない金額の
融資を受けています。

数百万単位の融資しか受けたことがなかった
事業者が1,000万円、2,000万円という
融資を受ける事態に。

しかも、1年から3年程度
返済をしなくてもいい据置の扱いを
受けているケースも少なく、
利息の支払も当初3年間はゼロになったりすると
借りたお金も元金返済や利息で減ることも
なくなるんです。

当然、融資を受けた金額だけ
預金残高も増えます。

それにより
経営者自身に心の余裕が生まれること
はいいことではありますが、
一方でお金に対してルーズに
なりかねませんよね。

多少、お金を使ってもまだまだ
預金口座にお金が残っている。。

こんな発想を持ってしまうと危険です。

預金残高だけでなく、預金と借入の残高をセット追いかける

新型コロナウイルス関連の融資を
受けたお客様に対しては
こんなことをお伝えしています。

「預金残高が増えたことで時間的な余裕が生まれましたね」

「預金残高は増えましたが、借入金残高も同じ金額増加しているので、お金の余裕も増えたわけではありません」

「預金残高を確認するとともに、借入金残高もチェックしていきましょう」

これまで預金残高 500万円
借入金残高    200万円

だったものが

預金残高   2,500万円
借入金残高  2,200万円

と変わりました。

経営者自身は借入金残高を見ることよりも
ネットバンキングや通帳などで
預金残高を見る機会の方が
多いのではないでしょうか。

預金残高を追いかけていると
これまでにない預金残高なので、
多少使っても問題ない、
と感じるのも無理がありません。

だからこそ、
預金残高だけを追いかけるのではなく

預金と借入の残高をセットで追いかける

ことが欠かせません

預金残高が2,500万円があったとしても
借入残高も2,200万円あるから
実質は差額の300万円しか余裕がない。

常にそういう理解ができれば
お金にルーズになるわけにも
いかなくなりますよね。

お金の管理をしながら新たな変化を

この新型コロナウイルスによる
影響はそう簡単に終息しそうに
ありません。

だからこそ融資制度を受けるなどしながら
まずは時間的な余裕を確保する。

その上で預金と借入の残高を
追いかけながらお金の管理を管理する。

それによって空いた時間を活かして
新たな時代に対応できる変化に
チャレンジしていきたいですね。

【編集後記】

昨日はInstagramで人気に
バナナジュース屋さんに
行ってきました。

8/19までの期間限定の営業のようですが、
京都市内に別店舗ができて
神戸や青森の十和田市にも店舗が
できているようです。

『小さなハッピーを届けよう!』
という想い届けることを目的に
オープンされたようですが、
人々の心を支える取り組みは
この状況では評価されますよね。

【昨日の1日1新】
・logicool C920n
・サンキューバナナ バナナジュース

【お知らせ】
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