お金を残すために複式簿記の効果を発揮させる

貸借対照表には大切な情報があります

20220215

個人の確定申告の決算書で見かけること

個人で事業所得や不動産所得の
確定申告を行っている方の中には
決算書を貸借対照表を付けず
提出されているケースも
少なくありません。

収入や各経費の帳簿を付けて
その集計額から決算書を作成して、
その利益の金額をもとに
所得税の金額を計算すれば
比較的簡単に確定申告ができます。

一方で、事業を営んでいるケース、
一定規模の不動産所得があるケースなどでは、
複式簿記による決算書の貸借対照表
を添付することで
65万円、55万円の青色申告の特別控除を
受けることができます。

けれど、会計ソフトを使って
複式簿記で取引を記録して
正しく貸借対照表を作ること
に慣れていなければ
無理に貸借対照表を作る
必要はないと考えています。

メリットとデメリットを天秤に掛けて
判断すればいいことです。

お金を残すために複式簿記の効果を発揮させる

ただ、慣れない中でも、
多少、時間やコストが掛かったとしても
会計ソフトを使い、複式簿記による
貸借対照表を作ることには
65万円、55万円の青色申告の特別控除を
受けること以上のメリットがあります。

それはその事業によって
お金が残すことができているか、
お金を増やすことができているか
を確認できるということです。

貸借対照表を作成することによって
この1年間で預金がどれだけ増えて。
借入金や固定資産がどう増えたか、減ったか、
事業以外のところとどれだけお金の
出し入れをしたか、
が見えるようになります。

感染症対策で借入金は増えたけど、
それとともに増えた預金残高は
減らすことなく借入金の返済も進んでいる。

利益は残せているけれど、
在庫商品が増えてから
利益に見合ったお金は残せていない。

売上は年々増えているけれど
それとともに毎年の売掛金の
残高も増えてきており
資金繰りは年々しんどくなっている。

利益だけでなく複式簿記によって
貸借対照表の情報まで確認することで
お金が増えた、減ったの原因を
確認することができます。

原因が分かれば
それに対する対応策も考えて
取り組んでいくことができますよね。

専門家から何を伝えるか

税理士としてお客様から
聞かれることとして
利益がどれぐらいになりそうで
その時の税金がいくらぐらいになりそうか、
ということが少なくありません。

もちろんこうした情報提供は
行うものの、それに加えて

貸借対照表の情報、お金の増減

を利益や税金の情報とともに
むしろそれらよりも
大切な情報という理解が進むように
伝えていく必要がありますね。

【編集後記】

長男が昨日まで学級閉鎖で、
行動制限は解除されていたため
次男の保育園の送りに
自転車で着いてきてもらって
その後、事務所に来てもらいました。

長男は宿題をしたり
オンラインの習い事を受けて、
私は仕事を進めて、と
午前中だけの取り組みでしたが
お互い集中できましたね(^^)

【昨日の1日1新】
・新しいiPadホルダー
・iPodtouchのケース、画面フィルム

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