決算予測を毎回行う理由。意識を過去数字から未来数字へ。

時期を早めて、頻度を増やす

20220327

決算前だけの決算予測では意味がない

決算月の前月や2ヶ月前に
決算時点の利益の見通しを確認して
その利益に基づく税金の試算をする。

そして、その税金の試算額を確認して
必要な対策があれば決算までに取り組む。

私自身、独立前はこのような流れで
業務を行うケースが多かったのです。

ただ、決算月の前月や2ヶ月前で
利益の見通しを確認して
税金の試算を行っても
決算までにできることには
限界がありますよね。

決算予測を毎回行う理由。意識を過去数字から未来数字へ。

決算直前での利益、税金の試算
を行ったとしても
できることには限界がある。

そう感じたので
個人の税理士事務所として
独立した際に

顧問契約では決算前だけでなく面談の都度、決算予測を行うこと

を業務の中に組み込むこと
にしました。

決算申告が終わって、
新たな役員報酬を決めるタイミング
はもちろん
決算の8ヶ月前、6ヶ月前、4ヶ月前であっても
その時点での決算での利益、税金を試算して
お客様にも確認して頂く。

決算での納税額に対する準備ができますね。

決算後、申告書が出来上がった時の
税額を見て驚くことがないように、
事前に納税の見込み額を把握しておけば
納税資金をどのように用意しておくかを
考えて準備しておくことができます。

税理士の立場としても
毎回の打ち合わせの度に
決算での利益、税金の見込み額を
確認することになるので、

その度に何か新たにできることはないか

と考える機会が自然に生まれて
提案できることがあれば提案する
という流れになります。

さらに決算予測を毎回行うことで
納税に対する準備以上に
効果があると実感しています。

それは

経営数字を見る意識が過去数字から未来数字に変わること

です。

決算での利益や税金の試算を行うためには
当然、決算までのこれからの
売上や原価、経費の見通し
が必要になるわけです。

お客様自身に
これからの見通しを確認する時間
を取って頂くことで

来月、再来月の売上はどうなりそうか、
どう目標に近付けるか、
特別な経費の発生はないか、
設備投資や修繕の必要はないか

を自然と確認することになります。

社長自身がプレイヤーであり
マネージャーでもある
1人何役も役割をになっている
中小企業であれば
目の前の業務に追われていること
も少なくありません。

そうしたときに
目の前の業務ではなく
少し先の事業の未来を考えること
に時間を取ることができれば
これまでよりより先手を打って
行動ができるようになりますよね。

行動を変えないと数字も変わらない

現状が理想どおりではないときに
理想の状態を実現するためには
これまでとは異なる行動が
必要になりますよね。

理想の数字を目指すためには
行動を変えないといけません。

そのためにも
過去の実績の経営数字だけでなく
未来の数字を考えて
その数字の実現に必要な
行動を考える時間を取ることを
考えたいものです。

そもそも理想の状態、
その状態を実現するために
どんな数字が必要か
がハッキリしていなければ
これを明らかにすることから
取り組みたいですね。

【編集後記】

自宅の固定電話を買換えました。

これまで10年近く
コードレス電話を使ってきたのですが
充電していてもいざ通話すると
5分程でバッテリーが
切れてしまっていました。

そこで時代に逆行して
コードありの電話に変更。

小学校からの連絡などどうしても
固定電話に掛かってくるので
これで安心して話しができますね。

【昨日の1日1新】

・自宅の新しい固定電話(コードあり)
・味のマルタイ 長崎ちゃんぽん

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