その経費は節税のため、将来のため。もう一度考えてから。

心を鬼にして判断しましょう。

20171203

経費は使わないといけない?

12月に入ると
12月決算の会社や個人事業主
であれば今年度もあと少し
ですよね。

例年より利益が残せそう、
という企業もあるかも
しれません。

そうすると出てくるのが、

支払う税金を減らしたいから経費をもっと使おう

という発想です。

もともと、
支払いを予定していた経費なら
いいのですが、
経費を使わないいけないと、
と考える。

なんかおかしいですよね。

その経費は節税のため、将来のため

例年より利益を残せそうで、
支払う税金も増えそう。

そんな時に

「何かモノを買ったらいいですか?」

「社員に賞与を支払いましょうか?」

といった相談を受ける
ことがあります。

けれど、
もともと予定していないことであれば
無理にモノを買ったり、
賞与を支払ったり
する必要はありません。

そんな回答をさせて頂きます。

モノを買ってもいい場合

何かモノを買うとしても、
もともと来年1月には買う予定だった、
とか、
そのモノを買うことで
業務の効率が上がって
売上や利益につながることが明らか
という理由があれば問題ありません。

ただし、
高額なモノを買ってしまうと、
購入金額全てが経費にならずに
減価償却費という一部の金額しか
経費にならないことに注意しないと
いけません。

もちろん
そのモノを買ったとしても
その後の資金繰りで問題が起きないか
も確認しておかないといけませんね。

賞与の支払いをするのであれば

賞与を支払うとしたら、
社員さんにも
会社の数字を公開している前提で、
今年の利益が伸びた理由も
社員さんの頑張りによるものだからと
説明した上で支給する。

増えた利益の範囲内で
賞与を支払う。

そして来年以降も利益が出れば
必ず賞与を支払う。

ぐらいの覚悟があれば
賞与を支払ってもいいのですが、
とりあえず今年は賞与を支払う、
というのはやめた方がいいですね。

どんな利益状況かは
分からないけど
賞与をもらった。

そんな社員さんからすれば
利益調整に使われている、
賞与をもらうことが当たり前、
と考えてしまいかねません。

まとめ

その経費を使うのは

節税のため?

それとも将来のため?

節税のためだけに経費を使う、
ことがないようにしましょう。

将来のための経費であっても
無理に今年に使わず
来年の計画に組み込んで
もっと必要なお金の使い方が
ないか確認した方がいいですね。

【編集後記】

昨日は息子二人と、
電車に乗って右京図書館まで。

あえて電車を何本か乗換え
するルートにして、
図書館に行くことよりも
電車に乗ることを目的
にしてみました(^^;

京都をテーマパークのように
遊ぶ感じですね(^^)

【昨日の1日1新】
・阪急西院駅から嵐電西院駅への乗換

【昨日の1日1捨】
・自宅にある本

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