時間が掛かって大きな効果が得られるように
記帳代行を受けていない理由
領収書や請求書などの経理書類の一切を預って
会計ソフトへのデータ登録を行う業務、
記帳代行とも言われる業務は
原則として受けていません。
原則として、としているのは
お客様の事情などを考慮して
一時的に、部分的に資料を
預ってこちらで会計ソフトへの
データ登録などを行うケースも
あるからです。
ただ、ほとんどのケースでは
お客様側で会計ソフトへのデータの登録
を行っていただいています。
こちらで資料を預ったとしても
領収書だけを見ても
交際費なのか、会議費なのか、
プライベートの領収書が紛れ込んだのか、
は分からず、
結局はお客様に確認しないと
いけません。
お客様自身がその領収書から
会計ソフトへのデータ登録を行うのであれば
そういった迷いもありませんよね。
経営の実績を早期に確認したい
というケースでも
お客様自身、自社で会計ソフトへの
登録業務を行って頂いた方が
より早く数字を確認できるようになります。
遠回りでもできる範囲が増える人を増やす。
もちろんお客様に会計ソフトの
使い方を憶えて頂いて、
日々の取引の登録をして頂けるように
するためには、
時間が掛かるものです。
ソフトの使い方を憶えて頂いて
勘定科目や簿記の考え方の理解など
深めて頂かないといけません。
PCの操作に慣れて頂く、
というケースもあります。
そうすることなく
税理士事務所が全ての資料を
預ってしまった方が
ソフトの使い方、簿記のことを
理解する必要はありませんし、
PCの操作に慣れる必要も
ありません。
それでも、遠回りになっても
できる範囲が増える人が増える
方がいいと考えています。
お客様自身が
会計ソフトに触れることで
何にいくらの支払いがされているか
を確認する機会が生まれます。
経営の数字がどうなっているか
資金の状況がどうなっているのか
を確認する機会が生まれると
どうでしょうか。
「実際にお金を使った結果に向き合ったことでこれからのお金の使い方を見直したい」
「より早く経営の数字を確認できるようにしていきたい」
といった想いをお持ち頂ける方も
いらっしゃいますし
少しずつでも事業の数字の理解を
深めて頂けることもあります。
多少は遠回りかもしれませんが
できる範囲が増える人が
増えていきますよね。
目的を明らかにして近付けるために
しっかり数字を見ながら経営したい
経営状況をより早く確認できるようにしたい
その上で経営状況をより良くしていきたい
関わりを持たせて頂く上で
どんな目的を設定するかを
お聞きしています。
できる範囲が増える人を増やして
目的の実現を目指した方が
その実現にも近付きやすく
なりませんか。
【編集後記】
昨日の午前中は事務所で
お客様との打ち合わせと
freeeの導入業務でした。
ルール設定が増えて未登録の明細が
減っていくと嬉しいですね。
あとは、ソフトの使い方の
理解を深めて頂くための仕組み作り
を考えないといけませんね。
簡単にマニュアルを作って
共有できる仕組みを考えないと(^^;
【昨日の1日1新】
・とくになし
