どこから見ているかでも変わります
ギャップを埋めていくこと
経営者が見ているお金と
税理士が見ているお金に
ギャップがあること
を感じることがあります。
経営者の方の中には
日々のお金の出入りがある口座を中心に
事業のお金を考えている方が
いらっしゃいます。
一方で、税理士からすれば
会計データという視点で
日々のお金の出入りのある口座だけ
ではなく定期や積立などの口座も
含めてお金を把握していたりします。
すると、
経営者としては
「なかなかお金が残らない」
と感じていたとしても
税理士から見れば
「比較的安心できるお金がある」
と感じることもあります。
どちらの見方が正しいかは
考え方次第のところもありますが、
立場によって情報の見方にギャップがあること
は理解しておかないと
いけませんよね。
印象と実体の距離感を確認して縮める
「なかなかお金が残らない」
と感じていても、
全ての預金口座の残高を確認すれば
少しずつでもお金を残すこと
ができている。
経営者の方が印象として感じていることと
実体の内容に距離感が生まれていること
はないでしょうか。
「赤字ではないので順調な業績を残せている」
と判断していたとしても
実際の資金繰りで考えると
借入の返済や在庫の増加などで
お金を減らす結果になっている。
なんてこともあります。
会計データという
客観的な数字から状況を確認する
専門家の立場からすれば
経営者の方が抱いている
印象と実体の間にある距離感を
いかに減らすことができるか
が取り組むべきテーマの一つ
だと考えています。
印象だけで認識していることと
実体との間の距離感が短ければ
誤った経営判断に
つながりにくくなります。
日々の判断はもちろん
これから向けて構想を練るとき
だってそうですよね。
現状に認識に誤りがあれば
そこを基準に描く将来に対して
どのように進むかという道も
誤ったものになってしまいます。
情報の偏りをなくす
ある情報があったときに
1人の立場からその情報を見ると
その人の見たい方向からだけで
その情報を見てしまう。
といったことになること
が少なくありません。
1つの情報に対して
都合のいい解釈だけでなく
都合の悪い解釈の両方ができる場合、
どちらの解釈をするでしょうか。
積極的に悪い解釈を取ろうとは
しないはずです。
都合のいい解釈だけになってしまうと
その情報から得られるものも
偏ってしまいます。
いかに情報の偏りをなくすか、
印象だけで認識している情報があれば
実体を正しく確認する方法を
探っていきたいですね。
【編集後記】
昨日も終日、事務所でのお仕事でした。
オンラインミーティングを終えて
ランチのため外に出ると
まずは事務所近くをうろうろと。
こうした時間も貴重ですね。
【昨日の1日1新】
・by GINGER 豚ヒレカツ