利益に関係なくてもお金の動きが気になる勘定科目に着目する

お金起点になると確認する範囲も増えます

20221130

業績には関係なくても

自社の売上や利益がいくらあるか、
経営者の方にとってとても関心のあること
ですよね。

会計のデータの中には
売上や利益につながる減価や経費
といったもの以外にも
直接利益に関係の勘定科目
もあります。

「売掛金」や「買掛金」の残高が増えた、減った。

売上高や仕入高の増減によっても
左右されますが、
売掛金が入金された、
買掛金の支払いを行った
といったことでもその残高が
変わっていきますよね。

他にも他社が負担すべき支払い
を自社が立替えた「立替金」

社員の給与から税金を差し引いて
預っている状態の「預り金」

こうした科目は
業績に直接的な影響がないので
関心が薄くなるかもしれませんが
かといって全く気にしなくていい
といわけにもいきませんよね。

利益に関係なくてもお金の動きが気になる科目に着目する

売上や利益の数字に直結しない
勘定科目だったとしても
お金の動きに伴って
その金額が変わってくる科目
もあります。

日頃あまり脚光を浴びない科目で
あってもその科目の数字の動きによっては
事業のお金に大きな影響を与えている
可能性だってあります。

売上は従来と変わらず一定水準を
維持しているけれど、
売掛金の金額は徐々に増えてきている。

利益だけを見ていれば
順調に推移しているように見えますが
少しずつ資金繰りが苦しくなっている
かもしれませんよね。

消費税の税抜経理をしていていると
将来税務署に納める必要がある
消費税の納税予定額も
仮受消費税という科目と
仮払消費税という科目の差額によって
概算の金額を求めることできます。

時間の経過とともに消費税の納税予定額が
増えているにも関わらず
そに見合った預金残高が増えていない
となれば消費税の納税時、お金に困る
恐れがあるというわけです。

他社や社員などが支払うべきものを
一時的に立替払いした立替金が増えている
のであれば、
本来相手方に伝えて早く精算すべきことが
できない可能性もあります。

利益に直接関係のない科目にも
気を配っておく必要がありますよね。

利益起点よりお金起点で

事業の業績を利益起点で見るのではなく
お金起点で、想定しているお金の動き方
になっているのかどうかを
確認するようにしたいものです。

そうすると、
利益に直接、関係のない科目の動き
にも関心を持つことができますし、
お金の動きをより良くするヒントが
隠れているかもしれませんよね。

【編集後記】

昨日は午前と午後で
オンラインミーティングでした。

午前中に利用した貸し会議室が
午後も空いていることが分かったので
当日申込し、午後も利用させて頂きました。

外部の貸し会議室を利用すると
将来の事務所のオフィス環境を
イメージするヒントが生まれますね^^

【昨日の1日1新】

・ある貸し会議室を1日で複数回利用

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