ペイオフを理解して対応しましょう。
金融機関に万が一のことがあると・・・
もともと業績が良くて
順調に預金残高が増えてきた企業さんに
加えてコロナ融資を受けた企業さんの
預金残高も増えてきました。
事業の預金残高が増えた
経営者の方からよくお聞きすることは
その増えた預金残高を
どう管理するかということです。
1つの口座で集中して管理するのか
複数の金融機関の複数の口座で
管理した方がいいのか
といった判断が必要になってきます。
ある普通預金の口座に3,000万円のお金
が入っていたとして、
その金融機関が万が一、破たんしてしまったら
どうなるでしょうか。
預金保険制度というものがあり、
預金保険機構というところが
利息のある普通預金などに関しては
元本1,000万円までと
その利息等は保護してもらえます。
一方で、元本1,000万円を越える部分は
保護してもらえないということです。
3,000万円の残高があった普通預金口座も
1,000万円までしか補填されず、
残り2,000万円は保護されないわけですよね。
破たんした金融機関の状況しだいで
残り2,000万円のうちどれだけが
手元に返ってくるか分かりません。
コロナ融資で預金残高が増えた今、決済用預金の利用も検討しよう
これまでの業績が順調だった企業さんや
コロナ融資を受けた企業さんの
預金残高が1,000万円を越えてきた場合、
その預金残高をどう管理していくか、
を考えておく必要があります。
別の金融機関で口座を開設して
お金を移してもいいのですが、
決済用預金を活用する
という方法もあります。
決済用預金とは
1.決済サービスを提供できる
2.預金者がいつでも払い戻しdえきる
3.利息が付かない
という3つの要件を満たす預金です。
「当座預金」は有名ですが、
そのほかに、「無利息の普通預金」なども
該当します。
1,000万円以上の口座残高の普通預金が
あるからといって別の金融機関で
口座を用意しなくても決済用預金に
にさえお金を預けておけば
銀行が破たんしても預金が保護されるので
安心です。
しかも、
同じ金融期間の中で
新たに決済用預金用の口座を
開設する必要もありません。
手続きをするだけで
今、利用している普通預金口座を
決済用預金に変更することができます。
口座番号が変わったり、
ネットバンキングを再契約しなおしたり
といったこともありません。
決済用預金を利用するデメリットに
「利息が付かない」
という点がありますが、
現状の普通預金の金利を考えると
デメリットとも言えませんよね。
年間数百円の利息が付くのを取るか、
2,000万円、3,000万円という預金が
保護されることを取るのか、
どちらを選択するかということです。
万が一のリスクを想定しておくこと
確かに今すぐお金を預けている
金融機関が破たんする、
可能性は低いかもしれません。
けれど、事業を継続していく上で
万が一のリスクについても
考えておかないといけませんよね。
複数の金融機関で資金を分けて
管理する方法だけでなく、
その預金残高が全額保護される
決済用預金を活用することも
選択肢に入れておきましょう。
【編集後記】
昨日はあるサービスの
Zoomの説明会に参加しました。
お客様や参加しているコミュニティに
Zoomミーティングでは
ビデオをオンにしてミーティングを
行っていますが、昨日の説明会では
参加者の多くがカメラオフ。
不思議な感じもしましたが
そんなものなんですかね(^^;
【昨日の1日1新】
・初めて利用するコンビニ
・Zoomのとある説明会