総売上より一人当たり売上、一人当たり粗利益。

どこに着目しますか。

20190726

社員の給料を増やしていきたい

「社員の給料を増やしていきたい」

私の知る限り
多くの経営者の方が
こう仰ります。

・社員さん自身の生活を豊かにして欲しい

・うちの会社で長く働いて欲しい

・業界の中でも高い給与水準にすることで業界を変えたい

・ただ仕事をするだけでなく人生を楽しんで欲しい

などなど、
理由はさまざまですが、
そんな想いをお持ちの
経営者の方は少なくありません。

私もそんな想いをお持ちの
経営者の方に対しては、
よりお役に立てる方法はないかな、
と考えるんですよね。

自分のため、
ではなく他人のために
頑張ろうと取り組まれている方を
応援したくなるものです。

総売上より一人当たり売上、一人当たり粗利益。

社員さんへ支払う給料を増やそう
と思えば、
それに見合った会社やお店の数字を
残すことも必要になります。

社員さんに支払う給料も増やしていこう、
そう考えるのであれば、
会社の数字も伸ばしていく
必要も出てきますよね。

ただ、
多くの経営者の方の場合、

「とにかく売上を増やしていこう」

という発想になりがちです。

会社やお店の売上が増えれば、
社員の給料も増やしていくことが
できる、という考え方です。

すると、社員さんに対しても

「給与を増やしたかったら、もっと仕事をして売上を伸ばそう」

という指示が出たりするかも
しれません。

さらに、
売上を増やすためには
もっと社員を採用しないといけない、
と社員を増やして売上を
増やすことを考える経営者の方も
出てきたりもするものです。

でも、
会社やお店の総売上が増えたら
本当に社員さんの給料は
増やせるのでしょうか。

売上を増やすために
社員さんを増やしていたら、
1人1人の給料を増やすことは
難しくなります。

売上を増やすために
広告宣伝などの投資をすれば、
給料を増やす余裕もない
かもしれません。

社員さんの給料を増やしたい
のであれば、
1人当たりの売上、
1人当たりの粗利益に
に注目したほうがいいです。

会社やお店のお金を
経営者や社員さんの数で
割ってみれば
一人当たりの売上や
一人当たりの粗利益も
分かりますよね。

20190630ブロックパズル

西順一郎先生のSTRAC表を元に作られた
和仁達也先生の「お金のブロックパズル」
に会社やお店の数字を社員数で割った
一人当りの数字を当てはめてみましょう。

とにかく会社やお店の
総売上を増やすのではなく、
一人当たりの売上や粗利益を
増やそうと考えると、
取り組み方も変わります。

数量は増やさず単価を上げる方法を考えて、実行する

今の売上をより少ない時間、人数で達成する方法を考えて実行する

これまでとは違う角度の
取り組みも出てくるのでは
ないでしょうか。

総売上が増えるだけでは順調とは限らない

会社やお店の売上は
毎年増加し続けている。

一見、順調そうに見えても
そうとは限りませんよね。

確かに総売上は増えているけど、
社員さんの給料は増えず、
仕事量だけ増えているので、
体力的、精神的な負担ばかり
増えている、
可能性だってあるわけです。

総売上の増減だけではなく
社員一人当たりの売上や
粗利益がどうなっているか、
それにともない、
社員一人当たりの人件費の
増減はどうなっているか。

何をもって会社やお店が
順調かを判断するかは
人それぞれですが、
少なくとも
一人当たりの数字は
押さえておきたいものです。

【編集後記】

昨日は終日、
事務所内での仕事で
非常勤のパートナーの方の
出勤日でもありました。

仕事をサクサク進めつつ、
事務所内の仕組みについて
ディスカッションしたりと
1日でいろんなことが
できました(^^)

【昨日の1日1新】
・プチチョコパイ「ほうじ茶ラテ」(加賀棒ほうじ茶)

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