将来の数字の計画があるからこそ考えることができます。
人の採用では悩みも多い
先日のあるお客様との打合せ。
「今行っている人の採用で
2名の採用予定に対して
いい人が3名見つかって
困っているんです。」
中小企業の採用の場面では
当社に来て欲しいと感じる人と
めぐり会えることは
そう多くはありません。
せっかくいい人に巡り会ったのなら
採用したいのですが、
一方で採用して給与を支払い続ける
だけの先立つものも心配ですよね。
そんな時によりどころになったのが
「数字の計画」です。
人の採用で数字の計画がよりどころになった
人の採用を考えるときに
数字の計画がよりどころに
なった事例です。
困った時は数字の計画を確認する
このお客様とはもともと
この1年間の利益とお金の
計画を立てていました。
2名採用することまでは
計画済みでした。
けれど、
3名は想定外だったので、
ここから計画見直しの会議です。
それぞれ予定している
入社時期から人件費の
計画を織り込む。
今後従業員を増やす予定
で予定していたオフィスの移転
も前倒しになり、
引越費用や保証金の支払いも
計画に織り込みました。
それで分かったことは
3名採用すると
社長が想定している月の
売上では赤字になると
いうこと。
もちろん想定以上に
お金がなくなることも
分かります。
数字の計画があるから何ができるかを考えることができる
3名採用すると
赤字になる。
だから3名の採用はあきらめて
2名にする。
これも1つの選択肢です。
ただ数字の計画があるから
これを起点に何ができるかを
考えることができます。
たとえば、変動費の削減。
このお客様では変動費の中に
外注費が含まれています。
人の採用によって外注費を
減らすことが可能なので、
変動費が下がって、粗利が
増えることも想定できます。
さらに、
3名採用する社員のうち、
1名は営業にも向いている。
本人との面談は必要だが、
営業の仕事も担当してもらうことで
売上アップの可能性もある。
なんとなく3名の採用も
光が見えてきました。
数字の計画があるから
何ができるかを根拠をもって
考えることができますね。
経営判断には数字の計画がかかせない
経営判断には数字の計画が
かかせない。
そう感じた事例です。
判断をする前に数字の計画を
確認することで、
判断する後押しをしてくれます。
実行しても利益やお金に
そう影響はない。
それが分かれば安心して
実行できますよね。
一方で
実行すると利益やお金の
計画上、厳しくなりそうだ。
それが分かれば、
厳しくならないために
何をすればいいかを
考えることができます。
まとめ
会社や事業を経営しているけど
将来の利益とお金の計画
を作っていないという方には
ぜひ計画を作って頂きたいです。
計画があることで
数字の根拠をもって
経営の判断ができます。
さらに、
自分以外の誰かとその計画を
作ったり、毎月確認したり
することもお勧めです。
新たな発想や着眼点が
生まれますので。
【編集後記】
数字の計画を一緒に
作る仕事をしていると
こちらも新たな視点を
得られることが多いです。
さらに
計画の数字を起点にすることで
経営者の方の迷いが少しでも
減ると嬉しいですね。
ちなみに経営の数字を
ブロックにして分かりやすく
把握する方法は
和仁達也さんから教わりました。
【昨日の1日1新】
・高島屋の駐輪場を仕事で利用
・サンマルク ホットサンド(照り焼きチキン)
【昨日の1日1捨】
・事務所書棚内の段ボール箱
※昨日とは別のもの。
中にあったファイルを取り出して
保管することでスッキリ。